まだ名もないきみを抱いて。
う、生まれましたァァァ!!
晴れて5人家族になりました!🙌
家族構成は👇
女女女女男です。✨
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夜中の3時に破水(ちょこっとだけ、高位破水だったと)、
進行はゆっくりめだったので、ヨメに「アンタは寝とき!」と言われるもそうそう寝つけるものではない。
15分後
寝息を立てているボクを見てヨメは呆れつつも「自分も少しでも睡眠を。」と寝ることに。
朝起きてきた子どもたちに状況を説明すると小躍りして喜んだ。
神的な友達家族がうちの子二人を預かってくれることになっている。まだ1歳に満たない幼児+2人の子どもがいるにも関わらず子守りをオファーしてくれた友達に謝謝。計5人の子どもの面倒をみるのはかなりの精神力がいる。
子どもたちを送り、ヨメと病院へ向かう。
現在エストニアでのコ○ナ状況は悪化気味なので、病院も多少制限が多くなってきている。
付き添いは可能だけど、分娩の第一期後半までは付き添いは病院に入れないことになっている。(付き添えるだけマシか)
また出産するヨメもボクもコ○ナのテストを受けなければならない。(付き添えるんだったら10回でもやったる)
既に病室で、う’’-う’’-いっているヨメを心配しながらも、
入り口のベンチで一人テスト結果を待つボク。
小さな町なので人も少なく、薄暗いロビーにいたのはボクだけだった。
あ、てか電気消しやがったな?妙に暗いと思った・・・
テスト棒を鼻に突っ込まれたとき反射でちょっとくしゃみっぽいのしたから、ちょっと怒らせたかな?w
テスト結果は陰性。
今までの陰性結果の中でぶっちぎりに嬉しかった陰性結果だった。
「これ、何十年前のエレベーターだよ?」と突っ込みたくなるエレベーターに乗り込みヨメの元へ急ぐ。上がるスピードはおっそいくせに、停止時には急ブレーキをかけたかのような反動がある。旧ソのエレベーターこわっ。。
ヨメのところにいくともう既にゆったり会話ができないくらい進行していた。あれよあれよという間に分娩へと。
水中出産を希望したヨメはジャグジーバスのようなバスタブに入り、
ボクはヨメのポジションに合わせて衛星のようにあっちにいってはこっちに移動する。
ここからは怒涛だった。
3人目だったけど、今までで一番痛かった。というヨメ。
今まで聞いたことのない声(アレは声だったか?)を出し、
今まで見たこともない顔色になりながらいきんでいた。
「痛み」をお金に換金できるシステムがあれば世の中のお母さんたちはきっとビリオネアになっていることだろう。
本当に頭があがりません。
赤ちゃんの頭が見えたらもうすぐそこ。
助産師の手に支えられながら出てきた。んりゅっと。
胎脂に包まれた我が子は白かった。
水中で生まれたので余計にそう見えたのかもしれない。
生まれたての娘は人生の中で最初にして最大の環境の変化を体験し、
わけもわからない状況に泣き叫んでいる。
次女の泣き声に比べると可愛らしい小さめの産声だった。
4年前の同じ病棟での景色がデジャヴのようによみがえった。
次女の時は「病棟全体に聞こえるんじゃないか?」というくらい威勢がいい産声だったけど。。
生まれたばかりの子を抱く母親の光景は神々しい。
いや、てか神だろ?
そんな神の胸から地上人であるボクの元へ小さな娘は渡された。
ちっさっ!かるっ!
3.8キロなので決して小さくないのだけど、
4歳児6歳児になれている身としては新乳児はおそろしく小さく感じる。
そしておそろしく可愛い。
まだ名前が決まってない娘を抱きながらこう思った。
3人目も無事に生まれた。これから3人を育てていくため、以前に増して気合を入れて仕事しまくるぞ!!
ではない。
仕事は一時停止(又はスローモード)。主夫業に集中するぞ!
が、本音。
出産という山場を越え、一見ゴールにたどり着いた気分になってしまうが、
本当に大変なのはこれから。
これからメンタルがごっちゃごちゃになるヨメを支え、
長女・次女たちも今までにない喜び・ストレスを同時に感じる感情のジェットコースターがやってくる。3女はそんなことおかまいなしに「乳をくれ」と泣き叫ぶ日々。。
うん、これ仕事フルでやるなんて無理ネ。
出産後2時間ほどの時間がボクには与えられた。
それが終わると赤ちゃんはヨメと共に寝泊まりする部屋に移動し、
ボクは娘たちを迎えに行く。
次に赤ちゃんに会えるのはお家に帰ってくる日だ。
面会はできないことになっている。
ヨメが病院から送ってきた写真
あぁ、ホント待ち遠しい。(て言っても二日くらいだけど)
娘たちは3姉妹になれたことに大喜びしていた。
はやく会いたくて仕方がないし、
ヨメにも会いたくてたまらない。
ヨメの産後の体がいかに弱っているかとか、
コ○ナのこととか娘たちには関係ない。
WHY?WHY?WHY?が止まらない。
3人目にして初めて生まれるまで性別がわからなかった今回は、
あえて名前もそこまで考えなかった。
男の子だったら○○。女の子だったら○○。という風にもしなかった。
実際に生まれてきて、この手に抱いて、
顔を見て、泣き声を聞き、こぼれ落ちそうなほっぺをすりすりしながら、
きみの名前を考えようと思う。
ここ2.3週間、気が病むくらい天気が悪かったのに、
きみが生まれた日だけメチャクチャ晴れたね。どうやったの?
ボクが風邪でダウンしていた間も待っててくれてありがとう。
完全回復した翌日(しかも休日)にやってくるなんて、気遣いパーフェクトすぎやから。w
ま、、、まさか、、、
キミは、、、、、
て、、、天才? (親バカがもう始まってる)
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