#119 -ボクの知らないヨメの一面を知るのは勇気がいる。
夫婦でもお互いが知らない部分ってありますよね?
あれ?そんなことあった?
と、ズボラで多少神経の太い人間ならよくやってしまう間違いだと思います。
今回書こうとすることはそういったことではなく、
「言語」という角度からの視点でみたことを書きます。
ボクたちは、ヨメがエストニア人、ボクが日本人の国際夫婦です。
2人の間の使用言語は英語。
ヨメは日本語は挨拶+数フレーズ程度しか知りませんし、
ボクのエストニア語も深い話をする上ではまだまだ不十分です。
そして何より出会ってから交際期間、結婚、子育てと全ての場面で常にお互いは英語を喋っていました。英語を喋るヨメ、英語を喋るボク。が、二人の間では普通の存在なのです。
仮に一方がどちらかの言語を習得したとしても、二人の間での使用言語が変わることは多分ないと思います。
これは多くの国際カップル・夫婦に共通することで、一度2人の間で成立した言語を変更することはかなりの抵抗があります。
それは共通言語以外を喋る相手は自分の知っている相手でない気がするからです。
加えて、これまで2人の間で築き上げてきた夫婦ボキャブラリーが使えなくなるという不便さもあります。
これは経験者にしかわからないことかもしれませんが、各言語にはその言語にしかできない表現や言い回しがあります。それによってその言語を喋る時には母国語とは違った表現の仕方をしなければなりません。そしてその積み重ねにより、その言語ごとによる「人格」とでも呼べるであろうものができあがるのです。
ボクが知っているヨメは英語を喋るヨメの人格。
エストニア語を喋るヨメの人格とはまだ付き合い始めて間もない。と言っても過言ではないくらいのレベルでしか知らないのです。
出会って・付き合いだしてから来年で15年になろうとしています。すでに人生の半分くらいを一緒に過ごしたことになる。(そう考えるとなんか不思議な気分になる)
ボクは今、長く停滞していたエストニア語学習を本格的に再開させようとしています。中級程度で止まっていたレベルを上級ーネイティブレベルくらいまで押し上げたいのです。
そうすると否が応でも、母国語であるエストニア語を喋るヨメ。いわば主人格のヨメのことを深く知ることになります。
これまで一緒にいた期間が長いだけに、自分の知らなかったヨメの一面を知ることになるのは意外に勇気がいることであったりします。
もし英語を喋るヨメと全然ちがったらどうしよう?
どうしよう?ってなんだよ。どうするわけでもないのだけど・・・
と極短で自問自答したり。
そしてこれは逆のパターンでも同じです。もしヨメが日本語を習得し、ボクの喋る日本語を完璧に理解できるようになったらどうでしょう?
もしかしたら、あれ?コイツこんなだったの?って思うかもしれません。
そしてボクは急いでnoteの過去記事に目を通してヨメへの文句を校正しなければなりません。ダッシュで。💦
これが付き合い始めて間もないころとかだったらまた違ったかと思うのですが、付き合いが長ければ長いほどそのギャップは大きいかもしれません。。
経験者の方いますでしょうか?
自分の知らない相手の一面を知った時、あなたはどんなことを感じましたか?
あ、でもアレか。そうなるためにはまずエストニア語をネイティブレベル付近まで押し上げてからのことだからも少し先のことになりそうです。w