伝統工芸とSDGsと、そしてプロセスエコノミーに続く。。。
今日はちょっと趣向を変えたはなし。
といっても、自分でもここ数日で気づいた内容なので、まとまっていない。。。
伝統工芸に関することを考えていて、ふと気づいたことがある。
伝統工芸って、モロSDGs文脈に乗るんじゃないのか??
ということ。
どういうことかということ、まず伝統工芸品(伝統的工芸品)とは何たるかを振り返ってみると、経済産業省のページにはこう書いてある。
伝統的工芸品とは
・主として日常生活の用に供されるもの
・その製造過程の主要部分が手工業的
・伝統的な技術又は技法により製造されるもの
・伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、
製造されるもの
・一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又は
その製造に従事しているもの
上記5つの項目を全て満たし、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和49年法律第57号、以下「伝産法」という)に基づく経済産業大臣の指定を受けた工芸品のことをいいます。
ここで注目したポイントは、
伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ
というところ。
確かに、これだけでは何のことやらと思うかもしれない。
ここを言い換えると、伝統的工芸品に関して言えば「原材料が明確になっている」ということ。
つまり、海外から輸入されてきて、どういう環境で育ったかもわからない素材を使うのではなく、日本古来からある素材(天然素材)を使って生み出されているということ。
それって、昨今のSDGsに沿う内容なのではないかということ。
SDGsの17項目の中でも以下の内容は結構関係してくるのではないか。
また、以下の部分
・その製造過程の主要部分が手工業的
・伝統的な技術又は技法により製造されるもの
があることにより、西洋的な大量生産のための工業プロセスではなく、家内制手工業的な職人の手や技といったアナログな営みの上で生み出されるモノというのは、
原材料は素材がはっきりしたものを使って、環境に優しい状態で生成されている
というのが、伝統的工芸品のベースとして存在している気がしてきた。
そのため、伝統的工芸品を扱うということは、時間はかかるけれども、それはSDGsの達成にも寄与できる内容でもあるため、本来はそういう文脈でもっと興味を持ってもらえるようになるのが良いんじゃないかと思う今日このごろ。
そして、そのモノづくりの過程をプロセスエコノミーとして表に出すことによって、拡散をさせて世の中の人々に完成品としての伝統工芸品だけではなく、その完成品が生み出される様々な過程を見て興味を持ってもらうことが、この業界を少しでも大きくしていくことに寄与できるのではないかと。
と、なんとなく本当にここ数日で気づいた内容なので、あまり煮詰まってる感は無いものの、忘れないうちにどこかに残しておこうとしたためた次第です。
続く。。。(かな?)