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テクノロジーについて思うこと

最近仕事でデジタル+リアルみたいな組み合わせで新しいビジネスが生み出せないかということを日々考えている中でふと思ったことがあった。

Webをたまにボーッと見ていると、いくつかの会社が「デジタルとリアルを融合」させて、とか「リアルとバーチャルの融合」とかいう単語を使って、さも最先端なことをやっているふうに見せている記事とかを発見することがある。

でも、これを書いている担当者は何も疑問に持たないのだろうか。
何がいいたいかというと、「リアルとバーチャル(またはデジテル)の融合」と言った時点で、それはデジタルをバリバリ活用してますよ、テクノロジーのイケてる会社ですよと暗に表現してしまっているということに気づいていないのだろうか。

確かに新しい体験を提供するという意味では分からなくは無いが、、、

例えば「リアルとバーチャルを融合した水族館」と言われるのと、「飛び出す水族館」と言われた場合に、どっちが「おっ!」と思うだろうか。

意外と多くの人はテクノロジーをそこまで求めていないし、作り手と受け手にデジタルデバイド(死語か?)があることを作り手側は意識してなかったりする。

確かに最初は物珍しさからテクノロジーには触れてみようとはする。
だけどやはりリアルの体験に勝る状態までテクノロジーは進化しきっていない状況では似て非なるものばかりが量産されるような気がする。
恐らくは人間の五感が100%近くハックされて感覚や質感が再現できるようにまでならないと厳しいだろうな。

それよりも「リアル」な事象、現象、体験の周りにテクノロジーがフワフワしていて、利用者側は何も意識しないで、自然とリアル+αの新しい体験ができるようになるのが良いと思う今日この頃。

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