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40

 ついに来た、40。感じる年齢の境界線。どうする?何をする?どうしたらいい?これでいい?いろんな思考と感情と向き合いたいのに頭の中が散らかっている。そんなこんなで、40を迎えたこのタイミングで、頭の中を整理しよう。書き出してみよう。きっと何かが見えてくるはず。それが第一の目標。

 去年から、ずっと書こうと思っていた。ここ数年で様々な変化を体験し、まず心が落ち着かなかったからだ。家族の不幸、新天地への移住、苦手だった言語に向き合うこと、約2年間隔の引越、そしてパンデミック。その都度、感情が大きく揺さぶられたり、新たな思考が生まれたりする。大事なことでもあるのに、頭に浮かんで、そのままどこかに消えていく。とにかくそれがものすごくもったいなく感じたのだ。

 いざ書き出していこうとすると、全く何も文章として出てこない。不思議なものだ。毎日の生活の合間を縫って、できるのではないかと思っていたが甘かった。こんなにも思考を文章化することが難しいなんて。新年になったら、3月中にできるかな、子供の学校が始まったら、4月中には、と心で決めるのに、結局まとまらない。そこでやってきたのが誕生日。しかも40という節目。これを逃したら、今年は絶対無理だと思った。

 どうやら私に届いた誕生日祝いは、体のメンテナンスのようだ。今年に入って、貧血が見つかり、そこから念のための検診をするたびに、何かが見つかる。40才と2日目にもらったプレゼントは、「胆石」だった。年齢の節目でもあるから、体の変化もあるだろうなとも思う。しかし、次から次へと出てくる検査結果には、流石にため息が出る。

 頭と心で燻っている思考と感情、少しずつ書き出して整理する。体調の変化も加わって、さらに混乱しているけれども、きっといい機会だ。整理された思考の先に、進むべき40代が見えることを願って、一つ一つこなしていこう。

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