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オレゴン 病院体験 1

 今年は自分の健康と向き合う一年になりそうだ。4月から病院に何度通ったことか。健康体だと思っていた自分が、こんなにバランスを崩していたことがまず驚きだった。しかも海外でわかるなんて。

 アメリカに来て3年目に差し掛かる時期に、ボストンからオレゴン州に引っ越した私たち家族。いい機会なので、全員が健康診断を受けようと、かかりつけ医を探し、受診した。保険制度も日本とは違うと聞いていたし、何よりどこまで医療用語がわかるのか不安でしょうがなかった。できれば行きたくないと、逃げ腰で始まったのだ。

 血液検査と、かかりつけ医の健診の結果、異常があれば専門医へ紹介される。年齢と、病歴、家族の病歴を踏まえ、私はまず、貧血改善のための鉄剤サプリ摂取からスタート。既往歴から、消化器科の受診と、貧血の原因調査の一環で超音波検査。そして消化器科でも内視鏡検査が決まり、超音波検査では胆石と、子宮頸部にポリープが見つかった。ここから、胆石対応に一般外科、そして婦人科への通院が決まった。

 結局、胆のうを取ることになって、手術決定!内視鏡検査や手術日のスケジュールを決めた矢先に、判明したコロナ陽性。なんてことだ。ワクチン接種後のことだったせいか、全く自覚症状もなく、結果を聞いた時はひどく落ち込んだ。そして全てが延期に。

 その後、無事に内視鏡の検査を行い、胆のう摘出手術も成功。治療が落ち着くかと思ったのちに、さらに血液検査で引っ掛かるのだった。

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