2O24.O9.O7 poetry

夏のワンピース


夕日のさしこむ 電車 はじっこの席

好きな服 決められた服 

それぞれの境遇まとった人々と 並んで

わたしはお気に入りのワンピース

好きだから同じものばかり 他にないから同じものばかり

こんなわたしに飽きないでと 小さく祈りながら 

秋がきたらあのワンピースを買おうかと思ってること 

今から会いにゆくあなたには まだ内緒にしていたい



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