なお

2 3 歳 すなおに生きてゆきたい

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2 3 歳 すなおに生きてゆきたい

マガジン

  • essay

  • わたしと本のあれこれ

    部屋の本を整理し手放すにあたって、お別れする本との思い出を残すべく、綴っています。

  • poetry

  • academyまでの18O日間

    12月からacademy2期生になります。 向こうでエッセイ本を出版する予定です。 準備期間もエッセイ本にするため、このマガジンを作りました。 180日間、毎日書きます。

最近の記事

2O24.1O.26 essay 無意識のすいませんについて思うこと

アルバイト先の書店でのもやもやについて、書いてみる。たいしたことないといえばたいしたことないかもしれない。でももしかしたらたいしたことかもしれないとも感じる。それは、無意識の「すいません」の多用についてだ。 今日のレジで、わたし(店員)の文言に対する返事がすべて「すいません」のお客さんがいた。「ポイントお付けしてます」「すいません」「~円のおつりでございます」「すいません」「レシートでございます」「すいません」「ありがとうございました」「すいませんでした」 いつもは「いえい

    • 2O24.O9.27 わたしと本のあれこれ6 ばあちゃんとわたしの鬱

      先日、ばあちゃんと2人で北海道ツアーに参加した。ばあちゃんと一緒に旅行に行くのは5年ぶり。近頃は電車で30分の都会に出ることさえ嫌がっていたので、さいしょに話があがったときは「ほんとに行くのかな?」と話半分に思ってた。でもちゃんと北海道の地を踏んで帰ってきた。それも登別、函館、小樽と、3ヵ所も。おいしいものを食べて、壮大な景色にふれて、たくさんお土産を買って、3泊4日の大充実な旅だった。 三姉妹の真ん中のわたしは、三人のなかで一番ばあちゃんっ子だと思う。月に一度はバスにのっ

      • 2O24.O9.22 poetry

        こんな朝は要らない こんな午前中は要らない いつまでたっても苦手な色は グレー 中途半端なお荷物の色 グレー イエスノーチャート 答 知ってて繰り返しなぞる指 ああ やっとじんわりと見えてくる晴れは 毎度ちゃんと暴飲暴食のすえ 虹が見えるのはもっと先で でもそこを抜ければ意外とすぐだ こんな夜は知らない こんな夜はなす術ない いつまでたっても苦手な色は グレー 中途半端なお荷物の色 グレー イエスノーチャート 答 知ってて繰り返しなぞる指 ああ 車窓の景色変わ

        • 2O24.O9.21 poetry

          泡波 レースを描いて  なんだかつまらないわたしの影 ぬらして 戻っていった ああ なんでだろう ああ なんでなんだろう しあわせになれるのも きれいになれるのも きっといつか先のことだわ ぜんぶいつか先のことだわ って そんな気がしたまんま 止まることない人生 泡波 レースを描いて なんでもすぐやり直したがりのわたしの影 ぬらして 戻っていった ああ なんでだろう ねえ なんでなんだろう すなおになれるのも やさしくなれるのも きっといつか先のことだわ

        2O24.1O.26 essay 無意識のすいませんについて思うこと

        マガジン

        • essay
          13本
        • わたしと本のあれこれ
          7本
        • poetry
          13本
        • academyまでの18O日間
          77本

        記事

          2O24.O9.15 わたしと本のあれこれ5 いちばん好きな作家さん

          昔から活字が得意な方ではない。でも本が好きで、2週間に1度は図書館に行く。わたしにとって、読書はただの趣味というより「憧れの趣味」と呼ぶ方が正しく感じる。電車で本を読んでいる人を見つけると、読書好きの人なら「なにを読んでるのだろう」と考えるんじゃないかな。それか周りのことなんて気にせず、まっさきに自分の読みかけの本を開いてすぐ夢中になるか。わたしはそのどちらでもなく、まず「あの人素敵だな、わたしもああなりたいな」と思う。そして自分の文庫本を眺めるような距離感で読みはじめる。読

          2O24.O9.15 わたしと本のあれこれ5 いちばん好きな作家さん

          2O24.O9.14 わたしと本のあれこれ4 はじめて読んだ外国のマンガ

          4年制の大学を卒業して約2年半が経った。大学ときいて一番に思い浮かぶ場所は図書館だ。4年間通していちばん時間を過ごした、自分にとって大事な居場所。1階は文芸や雑誌、DVD観覧スペースがあって、2階に専門書があった。1、2回生のころは1階で、3、4回生になると2階で過ごすことが増えた。 用があってもなくても図書館にいるのが好きで、ずっと座って凝り固まったからだをほぐしがてら、いろんな書棚を見て歩いた。この『スピン』というマンガも、そんな風にふらっと歩いてたまたま見つけたんだと

          2O24.O9.14 わたしと本のあれこれ4 はじめて読んだ外国のマンガ

          2O24.O9.13 わたしと本のあれこれ3 途中でやめる

          ひとり暮らしのアパートは御堂筋沿線にあって、東西南北、ちがう表情の街に囲まれていた。ひとりで部屋にいても気がつまりそうなときは、お気に入りのマウンテンバイクを走らせてあちこち出かけた。そのなかでも一番よく訪れたのは、自宅から4駅弱離れたところにある、スタンダードブックストア。今は店舗は閉店されて、オンラインストアのみで営業している。 スタンダードブックストアは1階がカフェで、2階が本屋になっていた。カフェの店員さんに「上、行きます」と目だけで会釈してとんとんと足音のひびく階

          2O24.O9.13 わたしと本のあれこれ3 途中でやめる

          2O24.O9.12 わたしと本のあれこれ2 ひとり暮しと料理

          大学2回生、ちょうどコロナが始まった年にひとり暮しがしたくなった。夏はその思いを胸にため、秋になるとアパートを眺めるようにしていろんな町を練り歩くようになった。冬、不動産屋の扉をひらき、翌年の3回生になる前の2月に入居した。 おいしいパン屋と公園と本屋がそばにあり、観音様も歩いてすぐのところ。守られている気がして選んだそのアパートで、もちろん最初に決めたのは「きちんと自炊しよう」ということ。 入居初日の夜はお米を炊き、味噌汁を作り、おかずを一品こしらえた。写真におさめ、静

          2O24.O9.12 わたしと本のあれこれ2 ひとり暮しと料理

          2O24.O9.11 わたしと本のあれこれ1 はじめて憧れたファッションモデル

          この本はもうずっと長いこと持ってた。いつ買ったのか、どこで買ったのか全然憶えてないけど、ずっと長いこと持っていたのは確かだ。 高橋愛ちゃん。中学生のとき、ファッションコーディネートアプリ「wear」が流行っていて、そのなかでも元モー娘。の高橋愛ちゃんが他より頭ひとつ抜けて人気だった。わたしも、小柄な身長の愛ちゃんに親近感をおぼえて色々とみているうちに、彼女のアップする、玄関前でポージングしたコーディネート写真たちにまんまとくぎ付けになってしまった。 自分のお気に入りのハイ

          2O24.O9.11 わたしと本のあれこれ1 はじめて憧れたファッションモデル

          2O24.O9.11 わたしと本のあれこれ はじめに

          自宅にあるたくさんの本たちを手放すことにした。 実家のわたしの部屋、勉強机とならんでりんご箱が4つある。そこにぱんぱんにつまっていた本たち。ひとり暮らしを経てさらに増えた本たち。それらとのお別れ。断捨離に至った細かな理由を書きたい!とは思わない。ただ、自分の心のなかに本棚を持ちたい、身軽になりたい、ふとそう思った。いや、前からそう思っていたような気がした。 いっぱいあってうれしい。いっぱいあって幸せ。だけど、どんどん増えていく本を横目にもやっとすることもあった。買っても読

          2O24.O9.11 わたしと本のあれこれ はじめに

          2O24.O9.O7 poetry

          夏のワンピース 夕日のさしこむ 電車 はじっこの席 好きな服 決められた服  それぞれの境遇まとった人々と 並んで わたしはお気に入りのワンピース 好きだから同じものばかり 他にないから同じものばかり こんなわたしに飽きないでと 小さく祈りながら  秋がきたらあのワンピースを買おうかと思ってること  今から会いにゆくあなたには まだ内緒にしていたい

          2O24.O9.O7 poetry

          2O24.O8.31 poetry

          にんにく わたしの指先 とてもにんにく おいしいパスタを 作ったから あなたの笑う息 それもにんにく ふたりで一緒に 食べたから おそろいの食器 おそろいの鍵 気持ちまでおそろいかは わからないけど いられるだけ一緒にいた あの部屋の記憶は いまもまだ 忘れられぬ匂いの中 わたしの指先 今日もにんにく 一緒に笑った ふたりのにんにく

          2O24.O8.31 poetry

          2O24.O8.29 poetry

          夢 ときどき見る夢 お気に入りの夢 翼のように腕を広げて  6階から 空にダイブする夢 ふらふら飛行は重力に負けて  立体駐車場にしりもちついて はずみをつけてもう一度 何度でも さっきよりもたかく さっきよりもながく いいえここは現実の6階  のぞきこんだ地面は とおく かたく お父さんの髪の毛くらいの たよりないうすい芝生 でも うすい芝生が 抱きしめてくれるかもしれない いや うすい芝生だけが 抱きしめてくれるかもしれない うすぼんやりこわいけ

          2O24.O8.29 poetry

          academyまでの180日間 day73

          中々からだのだるさが抜けず、皮膚も荒れ気味。明日とあさってはのんびり過ごすと決める。

          academyまでの180日間 day73

          academyまでの180日間 day72

          手書きがラクちんで楽しいこの頃です。とは言えいっぺん書き出すと、あれもこれも、ともっと書きたくなるけど……。

          academyまでの180日間 day72

          academyまでの180日間 day71

          眼の疲れ、からだの疲れ、ぐっすり眠ってぜんぶ明日の朝にはとれますように。

          academyまでの180日間 day71