Q赤ちゃんはたくさん抱いてあげると心が豊かになる?Aたくさん抱くと骨格・姿勢に悪い影響を及ばす可能性があります。【人生にスイッチを!あなたの疑問について、真逆から考える】
様々な疑問や悩みに、真逆から考えてみる「人生にスイッチを!Q&A&S」。
このシリーズは、『子育てスイッチ』の著者である、天才歯科医の川邉研次先生が、一長一短のある方法ではなく、体全体を考えたときの視点を教えてくれる企画です。不定期で更新です。真逆で考えてみる視点を持つことで、皆さんの子育てが、人生が、より楽しくなりますように。
【人生にスイッチを!】
Question.赤ちゃんが泣いたら「すぐに抱いてあげてください」それが、豊かな心を育みますと言われます。抱き続けてあげたらいいのですか?
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Answer.抱くという行為が大事なわけではありません。大事なのは安心感です。骨の成長が著しい時期に一定の姿勢で抱き続けることで、口呼吸の姿勢・誤嚥をしやすい姿勢をつくってしまいます。
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Switch.泣いたら抱くということではなく、泣かせてあげることも体のためになることを知って見守ってあげましょう!そして、抱いて身体を固定してしまうのではなく、たくさん身体を動かしてあげて、発達させてあげましょう。
【スイッチ解説】
赤ちゃんを泣き止ませようと頑張っているお母さんは多いかもしれません。でも、「泣くことを怖がらない」これが今の子育てには最も大事な対応です。泣き声は言葉に変わっていきます。泣くことは、喉のトレーニングだけでなく、言葉のトレーニングにもなっているのです。
しっかり大きな口を開いて、喉が見えるように泣いた子どもは、生後3か月で喃語を話し始めます。6か月までに食べ物を食べられるトレーニングをした子どもは、はっきりと話せるようになります。泣くことの意味を理解し、泣くことを止めるのではなく、環境を変えることで対応するのが正しい対処法です。抱いて「泣くのを止める」と「抱かないと泣く」という連鎖が起こってしまいます。
親が歌を歌ったり、赤ちゃんよりも大きな声を出してあげるのもいいです。
赤ちゃんは、スポーツカーのエンジンのような大きな音が好きなので、工事現場や車の音を聞かせてあげるのもいいと思います。
大きな声で泣いているときはバウンサーや揺りかごを大きく揺らしてあげて、小さく泣いているときは小さく揺らしてあげると呼吸も整いますよ。
心も身体も、全ては相関関係にあって、常につながり、補い合って、バランスを維持しています。全てはつながっているのですから、どれか一つが正しく高まっていけば、他も高まっていくのです。
それが、かわべ式芋づる式解決法の基本的な視点です。
―未来歯科 川邉研次(Kawabe Kenji)
1953年、愛知県半田市生まれ。歯科医師として、噛み合わせ治療や顎関節治療において、歯を削ることや抜くことに疑問を感じる。自身の交通事故による顎関節症で整体に通うなかで姿勢に着目。その後、数々の試行錯誤の末、世界初の予防歯科システム「姿勢咬合によるメソッド」を開発。削る治療から削らない治療へ、そして薬の臭いの無い歯科医院を目指し活動する。現在は、口腔内にとどまらず、全身疾患の根本的原因を捉えるトレーニング、解決を図るためのセミナーを積極的に行っている。また、20年以上の長きに渡りホワイトニングの研究・セミナーを続けており、これまでに受講した歯科医師数は、のべ1,700名以上、1,500件以上の全国の歯科医院でその技術が導入されている。著書に、「知っておきたい「最新歯科医療」」、「「身長伸ばし」5分間ダイエット」、「かわべ式 願いをかなえるハッピーノート」、「手相を描けば幸せになれる!」など多数。累計約100万部。
2020年、これまで培ってきたメソッドをまとめた
『かわべ式 子育てスイッチ 〜生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣〜』を上梓。
◆子育てスイッチの紹介◆
本書はオールカラー!そして読みやすいペタ―っと開くコデックス装。
月齢ごとに必要なメソッドを見開きでわかりやすく紹介。
抱っこの仕方やおっぱいの与え方、泣かせ方、歯が生える前の歯磨きの方法、お口ぽかんにならないための姿勢から親が元気でいるための秘訣まで。
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想いを込めて作った書籍を応援してもらうことに繋がり、大変嬉しく思います。 また本が売れなくなっているというこの時代に、少しでも皆様にお伝えしたいという気持ちの糧になります。