アロマ調香師☆おりた紀永
プロフィール
2000年、臨月に入った時、助産師さんがアロマフットマッサージを施していただいたのが、アロマテラピーとの出会いになります。
その時の香りは、初産ということもあり緊張していた私の心を緩めてくれ、えも言われぬ至福感に満たされました。
そして「この香りの正体は何?」と、その正体を知りたくアロマテラピーを学び始めました。
仕事にする気もなく、ただ香りと触れていたく学び続けていました。
そんな時、一緒にアロマセラピスト講座を学んでいた知人が、「私、これからセラピストとして活動していくから、おりたさんも一緒にスタートを切ろうよ」と。
その一言がきっかけで、アロマセラピストとしてスタートしました。
当時、私は肌荒れがひどく、精油の持つ薬理効果を利用してケアを試みまていましたが、治る気配が全くありませんでした。
メディカルアロマを学んだり、身体の仕組みも常にブラッシュアップをしていました。
知識を得て、様々なアプローチを試みましたが、人を癒す仕事をしているのに、いっぱい学び学んだ事をもとにアプローチを試みてはいるが、私の肌荒れは治る気配は、一向にありませんでした。
そんな中、子供たちと小麦アロマ粘土を作ったり、香りのしおりを作ったりと、効能効能を利用するのではなく、純粋にその時心地よいと思った香りを入れて遊ぶ、ということをしていました。
そんな傍ら、精油の持つ作用は学びから得られたものだけではないんじゃなかと思い、独自に分析・研究・観察をしていました。
そして、子どもたちとの遊びの中で子どもが言った一言。
「お母さん、これ(精油の香り)〇〇してくれそうだね」と、その精油の効能的なことを、子どもなりの言葉で伝えてきてくれたのです。
1回だけではなく、何度もです。
そのことがあって、漂ってくる香りから感じたことをそもまま受け取ることで、精油の持つ効果効能を知ることができる、私たちは、知識がなくても、精油そのものが持つ効能を感じることが出来る、ということを知るきっかけとなりました。
そして、効果効能だけではなく、その時の自分の心身の状態が香りからも分かることに気づきました。
学びではないところから、その様な気づきがあり、香りを通じて自分の心身の状態が分かり始めた時、肌荒れが解消し始めたのです。
精油から漂う香りを感じる。
これが私にとってのアロマテラピーとなりました。
私にとってのアロマテラピーは、学びではないところから得ることが多々ありました。
その後、アロマリーディングとしてカウンセリングに取り入れたら、教えて欲しいという人が表れ、講座としても伝えるようになりました。
そして、「精油は使うのに禁忌事項がいろいろあって使うの怖いですよね」というお声があり、だったら気軽に香りに触れていただける香水という形にすれば、日常の中でアロマテラピーに気軽に接しやすいのではと、アロマ香水という形で提供し始め、現在にいたります。
アロマテラピーと一言言っても、何を表現するのか、どの分野で関わるかは人それぞれです。
アロマテラピーの事を学びを通じて知ることはもちろん大好きなのですが、香りを感じることで、自分を感じ、自分を感じることで自分を知るという事が最も大好きなことで、そうすることで、心身のバランスがとれ、美と健康に繋がるそんなアロマテラピーに触れていただけたら幸いです。
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