八千代の文字ラジオ11/8
こんにちは。大谷八千代です。
こちら、ラジオのように、一発録り書き直しなしの一筆書きでお送りする文字ラジオでお送りします。
金曜日の昼下がり、皆様いかがお過ごしでしょうか。スタジオのある千葉は、秋晴れ。気持ちいいです。「澄んだ秋空とボサノヴァギター(作業用)」をかけてみました。いいかんじ。
雲がすーっと流されていきます。
風はあまりありません。ゆっくりゆっくり流れていきます。
皆さん、「びゅんびゅん」飛ばされていく雲ってみたことありますか?
この前、合評会に出て、私の書いた童話についてご意見をいただきました。山猫が主人公の童話です。そこに、「雲がびゅんびゅん飛ばされていきます」って書いてあるのだけど、「びゅんびゅんはあり得ない」とご指摘を受けたのです。「そんな雲見たことない」と。確かに平地ですとあまりないことかもしれません。
私は大学のころ、アウトドアサークルで八ヶ岳の赤岳に登頂した際、「びゅんびゅん」飛ばされる雲を見たことがあります。晴れていても、ものすごい勢いで雲が動いて形を変えてぶっ飛んでいきました。そういう記憶があったのでそのような表現になったのです。でも、誰もそのような経験がなかったのか「びゅんびゅん飛ばされる雲はない」ことになりました。山にのぼったのは随分昔のことなので私も記憶違いかなあと思い、「表現を考え直しますね」とお話しました。でもどうも気になって先週上高地に行った母に山の上の雲の様子をたずねてみたんです。そうしたら、母が言ったのです。「晴れてたけど雲がびゅんびゅん飛んでいった」って。
合評会の方々を責めているわけじゃなくて、言いたいのは、多数決は正解とは限らないということなんです。
実は小学生のころ、多数決に疑問を持った出来事がありました。友達と三人で帰宅途中、ピンク色の花が咲いていたのですが、私が桃の花だというと、ふたりが「これは桜だ」と言い出したのです。皆さん、見分け方わかります?わかりやすいのは、桜の花びらは先が割れてハート型で、桃の花びらはとがっていること。私がそう説明してもふたりは納得しません。「だってピンク色だし桜じゃん」と。で、桃の花は結局その場では桜の花になっちゃった。その時、小学三年生の私は思った。
とはいえ多くの人が納得する方法ではあるんですよね。他に何かいい方法ないのかなあ。独裁者が決める以外に・・・。昨日、アメリカの大統領選選挙でトランプさんが勝利することになり、「びゅんびゅん」を思い出したというお話でした。
ちょっと冷えて来たので窓を閉めました。
・・・
ちょっと眠くなっちゃいました。
・・・
起きました。
ラジオの途中で寝るという前代未聞の放送事故になっちゃいました。
すっかり暗くなってますね。
最近ね。ネットニュース見ていて、あんまり「いいニュース」がないなあと思って。ずっと前、Yahoo!ブログをしていて、「いいこと新聞」というブログを書いていたことがあるのです。
日々のちょっとした良いニュースを紹介する小さなメディア。
例えば、「蜘蛛の巣に桜が描いた花びらのハートマーク」とかね。
ほんのちょっとしたよいこと。
またやろうかな。
noteの中の皆さんのgoodニュース記事を紹介するのもいいですよね。
八千代の文字ラジオでやるか別でやるかは考え中。
これはちょっとしたbadニュースかもしれんけど、応募していた角野栄子さんの童話賞は落選しちゃいました。
でもね。いいんです。
全力で書いた作品で、あれがあの作品の最高形ですから。
悔いもうらみもないです。ああ、楽しかったぁって。清清している。
私の命もそんな風に生き切れたら最高です。
さて。今夜は思い切り背徳的な気持ちなんです(別に落選したからじゃないですよ)。
だから、今からマクドナルドへハンバーガーを食べに行ってきます!
楽しみ!!
皆さんも背徳的な金曜日の夜をお過ごしください。
聞いていただき、ありがとうございました。
大谷八千代でした。
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