moori's special No.1 悲しいかな、卵の素顔
先日、人間が中性化しているとの番組をNHKのEテレで見た。
男性は、テストステロンのホルモンが少なくなっているといのだ。環境の変化やストレスなどが影響していて、年ごとに低下しているらしい。顕微鏡写真を見ても、精子の数が極端に少なく、奇形のものなど多数確認されている。
逆に、同様の理由により女性のテストステロンの量はどんどん増えているというのだ。
結果的に、男女とも中性に近くなり、受精可能な精子、卵子ともに少なくなっている。将来男性、女性の役割は果たせなくなると言われている。
また、動物実験では、自分のiPS体細胞から卵子と精子によらないで子供を作る研究が進んでいると聞いて驚いた。
ゆくゆくは、男女の性がなくなり、このままでは人類存亡の危機が迫ってくるようで、何やら背筋が寒くなってきた。
(NHK Eテレ サイエンスZERO から)
さて、次は鶏のはなしである。
メスは必要だが、オスは不要とのこと。
そう、オスは卵を生まないから。
メスだけが商品価値があるといのだ。
だから、ドイツでは年間4,500万羽のオスの雛が殺処分されるという。
これを、ドイツでは動物福祉法に触れるというので、今年の1月に禁止した。
ある程度成長した9日目以降でないと、雌雄の判別ができないという。
しかし、産卵後7日目からは痛みを感じるという研究があるため、
6日目以降の卵を殺処分するのも禁じられている。
そこで、卵の状態で雌雄を判別する方法があり、不要な卵は殺処分ではなく卵の状態で動物の飼料になる方法があるらしい。
ほぼ毎日、私達も卵の恩恵にあずかっているが、これはもちろん受精卵ではないが、ただ、それだけの理由で納得していいものか、どうか悩むところである。
そう、何やらすっきりしない、モヤモヤが残る。
(朝日新聞'22,2,13から)
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