モーリーズ  スクゥエア

モーリーズ  スクゥエア

マガジン

最近の記事

私を引っ張るものが、必ずある。

弱い糸 リズムと旋律によって、 人間に力が湧いてくる。 説明のつかない力点が、 何処かに設置される。 それを実感する。 そういう作用を認めざるを得ない。 沈んだ気持ちの矢が、 この瞬間上向きに方向を変える。 そして、 上昇気流に乗る。追い風に押される。 冷え切っている血液が、沸騰し始める。 玉石のからまった足が、 空に浮き上がる。 体も心も同時に軽くなって、 無駄な束縛からすべてが取り去られる。 このようにして、 あなたは希望を抱くことができる。

    • 季節が、移り変わるといことは

      秋は、出来事・・・ 涼しくなって、 やっと希望が湧いてきたという感じがする。 ちょっと肌寒くなると、 女性でなくとも少しはオセンチになるものだ。 今まで、諦めていた事が実践できそうになってくる。 誰でもそうだと思うのだが、 猛暑の後だけに、 ほっと息つけることのできるこの季節が、 人々を救ってくれるような気がする。 夏の出来事を振り返ってみると、 かなり不謹慎な出来事の連続だったような気がする。 熱にうなされていたという印象が強いが、 ここ秋の季節に入ると、 何事も純粋

      • 私の疑問は、まさにこの空のように曇っている。

        自己に気が付く時 人は、 何も知らされなければ現在の状況が真実で、 しかも、善であるという錯覚をしている。 しかし、 現在ある姿が、 何かの原因により成り立っていることを理解すると、 そこにはいろいろな疑問と反省が湧き上がってくる。 まず、 自分自身が、存在することのいわれから始まって、 現にこの社会に帰属していることの意味や、 人の思考を、いろんな意味で束縛するような、 これまでに出来上がっているような、 諸々の考えなど、 それを追求すれば、 限りない疑問が存在す

        • 横顔に惚れた、男の物語

          苦悩を導き出すもの、としての女 振り向いた仕草が、 とてもいじらしかった。 女なればこその風情であった。 男としては、 この女なるものを超越しなければ、 人間の人間として通用しないと考えていた。 それは、人に見せしめるためのものではなかった。 自分自身にとって、 とてもやり切れないことだから、 解放されなければいけないと思ってのことなのだ。 男にとって、 女はいつまでも魔物である。 災いである。 克服しなければならない、 この世で唯一なる対象物である。 男の心は波打っ

        マガジン

        • エッセイ風に書いてみる
          2本

        記事

          貴女だったら、何で夢をみる?

          夢を見る人間 時々このようにして、ぼーっと時を過ごす。 生来の怠けものの性質だから仕方ない。 欲望や願望に対して行動の出方が生ぬるい。 頭で空想したり、 思い描いたりすることの癖は誰にも負けない。 空想の世界では、 私は金満家にもなれるし冒険家にもなれる。 しかし、 現実のものにする手立てに甘いものがある。 勇気と情熱のようなものかも知れない。 安全性を優先する考え方が身についていて、 それはそれで良いことだった。 かなり、 不安とか危険を人一倍感知する神経質なところがある

          貴女だったら、何で夢をみる?

          本当に聞いて欲しい事がある、少しだけでも。

          だから、文字に頼らなければ・・・ 何を書こうかと机に向かう時、 頭をかすめるのは、 良い時出来事を書こうか、 それとも悪い出出来事を書こうかと迷う。 とても辛くて、悲しくて、 そして、 我慢できないようなことが、 自然と筆を執らせることもあるし、 反対にとても嬉しいことや、 楽しい事に出会った時も、 やはり無性に筆を執りたくなるものである。 どちらにしても、 こういう時というのは、 人に話を聞いてもらうか、 文章に残して記しておくかの衝動に駆られるものだ。 大抵は、筆

          本当に聞いて欲しい事がある、少しだけでも。

          誰も、私を見てくれない時。

          知覚される生 息をし、目を開き、口を動かしものを言う。 そして、それに手足を動かして移動する、 それが生物しての君の姿だ。 それを目撃するのは僕だけだから、 君の命は僕が証明していることになる。 もし誰もいなかったら、 君の生きていることを自分しか知らないし、 その事実を証明することすらできない。 自分以外の者が、目撃なり確認をしなかったら、 それは生きていることにはならない。 自分の生と死は、 人が決めることなのか。 多分それに近いような気がする。 自分がどれほど一

          誰も、私を見てくれない時。

          信念が、壊れるとき

          誰でも、自分はいつも正しいと思っている。 私などもその気持ちは強い。 毎日毎日、 その確認に明け暮れているようなものだ。 仕事であり遊びであり、 要するに自分の正しさを確認することで、 やり甲斐や、楽しみを感じている。 だから、何かの拍子で、 それまでの自分の考えに、 反省を求められると、 愕然とすることがある。 その時、猛然と反省するか、 清々と考えを変えてしまうかの、 どちらかに迫られる。

          肩の荷が降りた、そして、笑顔が戻った。

          巡り合わせ 今日はいい気持ちだ。 肩の荷が、 降りたって感じだ。 頭も、 きれいさっぱり軽いん感じだ。 こんな時は、 いい巡り合わせがあるはずだ。 そう、こんな時、 明日がどんな日になるかとてもうれしい。 思わぬお金が入って、 まだ見ぬ彼女(ひと)に出会える。 そうすると、 とんでもなく体が軽くなって、 幸せを、 一人占めすることが出来そうだ。 信じることだ。 絶対に、絶対に、 これだけ不運が続いたのだから、 必ず、 今度は俺の晩だ。 あきらめないことが、 幸運への第一

          肩の荷が降りた、そして、笑顔が戻った。

          じーっと、見守る姿勢

          救い 子どもを救いたい。 苦境から引き揚げたいのとは違う。 自分の力で生きていく方法を見つけさせたい。 親の力で導くのではない。 子供自身が力をつけるのを祈るのだ。 自分自身ではい上がる力を< 自分でつけるのだ。 子供の力を信じて、見守るしかない。 しかし、救いたい。 そう思う心がきっと通じると思って、 おせっかいは不要だ。 しっかりやっているから。 でも、子供を救いたい。 これが親心というもの。 そのうち、子供もこの気持ちを抱く時がくる。 必ず向こうからやって来るのだ

          私が求めている物は、本当に満足している物なのか?

          完成とは 完成するということは、 一体どういう事なんだろう。 芸術、文化いろいろ、どういう事が完成なんだ。 進化の一種か、それとも妥協か。 ほぼ、 人生の最終地点までに芸術は完成されている。 なかには、未完成のものもあるが。 人生がもっと長ければ、 さらに芸術の感性度は高まるのか。 逆に、人生が古代のように短ければ完成度は低いのか。 そうではない、 古代のほうが完成度の高いものもある。 否、現代ではとても足元にも及ばないものがいくらもある。 それなら、 完成とはどういう

          私が求めている物は、本当に満足している物なのか?

          いつか気がつく、本当の自分とは、

          人のせい 我を忘れさす出来事よ、あれ!。 そういう時に、 自分のやり甲斐があり働きがある。 もう、 自己の世界に止まっている必要はない。 外界が、 独りでに歓呼を導くことになる。 自分は、 もう寡黙になって従っていればいい。 感覚もそのうち、麻痺してくるだろう。 半分は望み、 のこり半分は従いつつ。 こういうことが、 全く他人任せで呑気でいいわけ。 ちっと、 反動は感じるけれども、 まあ、 仕様が無いと思うことにしている。 成り行き任せって、やつだな。 我を忘れるって、こう

          いつか気がつく、本当の自分とは、

          この無情な光が、私を創ったのだ。

          冬の光 鬱陶しい冬の午後、 家の中は真っ暗だ。 物音もしない、 そして、人影もない。 こんなとき、 物思いが似合うと勘違いする。 木製の重い玄関戸を、 力を入れて引いてみる。 少しの透き間が開くや否や、 メリケン粉のような小雪が勢いよく舞い込んで来る。 それと同時に、 外の明かりに目が眩みそうになる。 信じられないコントラスト。 これが、北陸の冬なんだ。 重苦しい鉛色の空から、 一っ時真っ白い雪の粉を射るような陽光が顔を出す。 この光が、 今でも心から嬉しく思う。 こ

          この無情な光が、私を創ったのだ。

          絡まり合って、それでいいんだよ。

          生意気な言葉 苦労という苦労は、して来ていない。 どん底を見て来たこともないし、 生意気なことばっかりを言っている。 だからと言って、 今から苦労を買って出る勇気もないし、 やはり駄目だ。 ほとんどの事情は受け売りでしかないし、 実体験がないから生意気に聞こえたってしょうがない。 ある日、 突然に生き方が変って回りを驚かすことがあるかも知れない。 今の状態は、 凄く大事だが何かが足りないと思っているんだ。 これって、不安なのかな。 いや、贅沢だよ。そうかな。 自問自答が

          絡まり合って、それでいいんだよ。

          体の底から、喜びたい。

          快  適 今の、この快適さが分かる者がいるか? 凄く、快適なのだ。 こんなことは夢にも見たことがない。 きっと、 子宮の中で覚えたことなのかも知れない。 この快適は、そのころの思い出なんだ。 生まれ落ちると、 恐怖ばかり襲って来る。 とても、こんな所には居られたものではない。 それで、 いろんなことを考えるんだ。 と言うよりは、教えられるんだ。 もう一度、 あの快適を蘇らせたらいいなと思うわけ。 だって、そのことだけしか知らないんだから。

          体の底から、喜びたい。

          昨日のしくじりは、もうしたくない。

          歴 史 過ぎ去ったことに、 修復は不可能である。 いくら、 思い詰めても所詮歴史となってしまった。 紐解くことはあっても、訂正はできない。 しみじみ、 手繰ってみることぐらいしかできないのだ。 今の今日が歴史になるなどとは、 考えもつかない。 でも、明らかに今日は明日の中に組み込まれた歴史となっていくのだ。 きっと、 振り返るであろうことなどと誰も考えない。 もっともっと、 悠久の歳月が経過した時に、 それは偉大な、歴史となり得るのだ。 でも、 やはり今日のことには、

          昨日のしくじりは、もうしたくない。