悩める少女、それはあなたも・・・
mother's history No.6
誰も、少女の心の中は、分からない。
喜びと、悩み。
誰にでもある、少女時代の心の叫び。
私が知る由もないし、今さら知ることもできない。
そうだったの?
と、思わず同情の念を浮かべるぐらいしかできない。
ときたま、同感の思いをすることもあって、親として嬉しく身震いすることもある。
そういう私が、今ここにいる。
嬉しさと、悲嘆と同居している。
人の心の中は闇だ。
中学校時代の、女子の心は特に不安定であるのかも知れない。
今だから、他人事として話すことができる。
それを知っている、母親はどれだけいるか。
亡き妻の、叫びを聞いてください。
中学生のときのものです。
つまらないと、言わずに・・・。
私に、友達がほしい
なにでも、隠さず話し
ともに、わらい
にくまず、欠点を言ってくれる
あいそのない
心からの友達がほしい
時間を忘れて、話し合い
その人が、いなかったら
さびしくて、いられないような
友達が ほしい
うらぎりも、うらみもなく
悲しかったら、いっしょに悲しんでくれ
うれしかったら、ともに、喜んでくれるような
私には、こんな友達できないのかしら
人の腹を、さぐり合いするともだちが
できないのかしら・・・・
洋子ちゃんのように
思いやりのある
きれいな心の、友達が欲しい
よし、私も思いやりのある心を持って
すばらしい友達を、作ることに心がけよう
私に、ともだちがいたら
私に、ともだちがいたら
私に、ともだちがいたら・・・