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ヲタクが語る「推しの話」がとにかく聞きたい

以前「櫻坂46」のヲタクの方が書いた「櫻坂46について」のnoteを読んで、アイドルへの見方が変わった。

可愛い子、自分に自分に自信のある子たちが、キラキラな衣装を着てキラキラなマイクを持って歌って踊っているのかと思っていたけれど、その裏には陽の当たらない時間を過ごし、下積み時代を経て、やっと這い上がってきた子たちもいるということを知った。


ヲタクは「推しのことを一番に理解している」という持論がある。これは推し方によってさまざまだから一概には言えないのかもしれないけれど、ヲタクなら推しのことを一番に理解したいし、していて欲しい。

私の推しは基本的に二次元だけれど、推しが定まるまで原作を何度も読み返したり、ストーリーを隅々まで気が済むまで読んだりと、とにかく長い。私なりに推しは真っ正面からちゃんと愛したい。


ヲタクは布教したがるけれど、正直フワッと伝えられただけじゃ響かない。「顔がかっこいい」「歌がうまい」「形が素敵」「見た目がいい」正直その程度の感想はそこら中に落ちている。私の周りにも落ちている。

そうじゃない。なぜその人に落ちたのか、なぜその人やモノを推そうと思ったのか、推しになった決め手とは。

そういうことを一から知りたい。私が知らないみんなの推しが、明るみに出ていないけれどひたすら頑張ってた功績や、努力や、汗や涙の話が知りたい。

だって自分の推しを応援するのに、知るのに精一杯だから。他の方の推しの話まで把握しきれない。細かい仕草や行動や発言は追えないし、推し以外のキャラについてじっくり考えることはとても少ないから。


私が偶然出会った櫻坂に関するnoteは、そういう私の知らない「アイドル」が詰まった話だった。感動した。キラキラ輝いている可愛い子たちの過去を実際に見たような、そんな文章だった。全然櫻坂を知らないのに。

だからと言って曲を聞いたりテレビで追ったりライブ映像を見るようになったわけじゃない。劇的に生活が変わったわけじゃないけれど、私の中に確実に櫻坂46が刻み込まれた。彼女たちは決してキラキラの中だけにいるわけじゃない。私が知っていたのは表面だけだった。テレビで彼女たちを見るたびに、それを思い出す。


YouTubeやSNSで毎日いろんなコンテンツが発信される中で、自分の好きなものや推しを見つけたり出会うのはなかなか難しいものかもしれない。
だけど、たった一つの推しについて書いたnoteが、誰かの好きを増やす可能性になることもある。

ヲタクは、推しについて一番に理解してて欲しいし、それをもっと全面的に出していって欲しい。私はいろんな「推し」を知りたいし、少しでも「好き」を増やしていきたい。


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