パン旅
5月といって思い出すのは
令和元年元旦(これを元旦というのは正しくはないかもしれないけれど、5月1日)のこと。
ぽっかり予定の空いていた私は、片道4時間かかる街までパンを買いに車を走らせた。
おいしいパンならもっと近くにたくさん売っているけれど、どうしてもそこに行きたかったのだ。
なぜなら、パン屋さんとしては革命的な取り組みをされていたから。
なんと、
パンの缶詰を作っているという。
しかも、おいしいらしい。
乾パン、ではない。
朝早く出発し、昼前に到着。
大きなパン屋さんだ。
たくさんのパンと共に、缶詰されたパンたちもずらりと並んでいた。
圧巻だった。
時は、令和元年元旦。
「令和缶」というのもあったので迷わず購入。
このパンの缶詰は阪神淡路大震災をきっかけに開発されたとか。
この一連の物語が書かれた本がおもしろかった!
(だから、片道4時間かけて行ったのだ)
せっかく来たので、近くの街も散策する。
とてもおしゃれな街だった。
ウキウキして観光気分になる。
おしゃれな小物もいくつか購入し、帰途につく。
令和元年元旦。
私のパン旅。
帰りはゴールデンウィークらしい渋滞に巻き込まれ(苦笑)、日付変更線間際に家に帰り着く。
まるで、夢のような1日だった。
パンの缶詰はNASAから宇宙へも飛んだらしいが、私もちょっと宇宙まで旅をした気分になった。(ような気がする)
そして、
翌日食べたパンは缶詰にしておくのがもったいないくらい、おいしかった。