世間を舐めてる漢字ありますよね「地」とかいうやつ【調子に乗りやがって】
漢検準ニ級を持っているのにこの間「計算」という漢字が書けなくて焦った者です。
私は漢字が好きで、ビャンビャン麺を漢字で書ける人間です。
元気だったら葡萄も書けますし、調子の良いときは憂鬱も書けます。
さて、そんな自称漢字博士な私ですが、最近あいつのイキリっぷりに嫌気が指しています。
こいつですこいつ
「地」
なんですか、こいつ。
調子に乗ってますよね?
みなさんわかりますよね、こいつの調子の乗ってる感じ。
聡明な皆さまなら気づいてますよね?
そう、読み方ですよ。
読み方。
意味わからなく無いですかこいつ?
多分気づいておられない少数派の方に一応念のため、説明しておきます。
「地球」
これは「ちきゅう」。つまり「地」の読み方は「ち」
「地震」
これは「じしん」。つまり「地」の読み方は「じ」
「ぢ」じゃなくて???????(血走った目)
おかしいでしょ論理的じゃあないでしょう。
「血」は「ち」 だから
「鼻血」は「はなぢ」
「辛い」は「つらい」 だから
「読み辛い」は「よみづらい」
論理的です。とても論理的です。
ちなみに私は「わかりずらい」警察ですので、そう表記している方は「ああ辛いって文字が読めないのか」と誤認します。
「わかる」のが「つらい」なんだから「わかりづらい」が正解です。
なのに「地」のやつはよう!!!
なんだこいつ。一貫性を持てよ。なよなよしやがって。
他にあります? こんな軟派な読み方のやつ。
地(笑)
読み方「ち・じ」
なんですか、これ。お前、流石に舐めてません?
ふむ、一旦冷静になります。
いやまて、私は共通点に気づきました。
「鼻血」「読み辛い」
これらは頭に別の漢字がついています。
「鼻」がなければ「血」は「ち」のままだし、「つらい」のままです。
「血」を「ぢ」と読んではじまる単語が思いつきません
「血筋」「血潮」「血染」ぜんぶ血から始まる言葉は「ち」とよみます。
なるほど、たしかに「地震」「地球」これらは「地」から始まっています。
「先に漢字があるとにごる可能性がある」という習性があるならば、
「○地」でで終わる単語に「○ち」と「○ぢ」が無いかを確認しなければいけませんね。
「空き地」(あきち)
「盆地」(ぼんち)
「基地」(きち)
「下地」(したじ)
「生地」(きじ)
「路地」(ろじ)
はい論破。
お前、先でも後でも関係ねえわ。
「地」、お前やっぱ駄目だ。船をおりろ。
ほかにこういう調子に乗っている漢字がありましたら教えてください。
私が晒し上げるので。
それでは。
おまけ
と、こんな風に漢字ひとつ取って得意げに話すやつってどう思います?(突然の掌返し)
私はこういう輩が居る度に「新しい」の例を出します。
「新」は(あらた)と読みますね。
でも「しい」がつくと「新しい」(あたらしい)。
変ですよね?
これ、本来は「あらたしい」が正しかったようですが、読みずらいので「あたらしい」に徐々に徐々に変わっていったようです(諸説)
漢字も絶対ではありません。読み方は時代や流行で変わるのです。
何事もそうですが、頭を固くせず柔軟に対応したいですね。
なんか、まとまった所で今回は以上。
(更におまけがあります。間違い探しです。)
おまけのおまけ
サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。