【🦐】離れてわかる事とか、あると思うんです【🍤】
当たり前の日常なんてものは、幻想に過ぎません。
みな、気づいていないだけなのです。
そこに、日常に当たり前に存在するということは、本当に本当に 尊 い ということを。
さて、どろどろ濃厚干しエビつけめんって美味しいですよね?(一気に崩れ去るおしゃれな空気)
一度くらい、空白あけまくり改行しまくり雰囲気系エッセイみたいな文章から始まるエッセイだってあっても良いかなと思い書いてみました。
結果はどうでしょう。失敗です。
どうも、バリバリ土臭い文章を書くエッセイストを目指す者です。
また今度「サイゼリヤがうめえもんを出してきやがったな」というフードエッセイ(?)を書く予定です。ご期待を乞う。
本題に戻しましょう。
どろどろ濃厚干しエビつけめん、美味しいですよね。
今は万年ダイエットに挑戦する少しぽっちゃりした健康志向人間ですが、5,6年ほど前の会社勤め時代はラーメンというラーメンをここぞとばかりに食べていました。
「え~あれあれ、明後日あたりにお亡くなりになるから今のうちにいっぱい食べたいのかな?」と人々から心配されるくらいここぞとばかりです。
それもこれも全部、偏食大食いの後輩が悪いのですが、それは別の話。
当時、私はとあるブラック会社に勤めていました。
心身ともにストレスにまみれ、残業も続き疲れ切っています。
そんな中、後輩がこういうことを言ってくるのです。
「なんか、ラーメン新装開店してましたよ」
会社は神田にありました。
ちなみに当時の神田には博多風龍、徳島ラーメン、二郎系、まぜそばの有名店、天下一品まであるし、家系の相当有名な店がありました。
ラーメン激戦区なのは言うまでもありません。
ぼく「どういうやつ?」
後輩「つけめんです。魚介系でオススメはどろどろ濃厚干しエビです」
ぼく「おう、行くぞ」
後輩「うっす」
そうして僕らは夜の街に消えていったのです。
数十分後、私たちは会社に戻ってきました。
息も絶え絶え死ぬ直前の私に後輩が投げかけます。
後輩「え、ここで死ぬと納期やばくないですか?」
ぼく「やばいから救急車呼ばないで」
私と後輩は、すでに脳が麻痺していたのです。
私は死にかけました。
そう、生まれてはじめて甲殻類アレルギーの症状が出たのです。
最初は後輩も馬鹿にしてきました。
後輩「なんか声違わないですか? 声変わりしたんです?(笑)」
ぼく「ばっか違うわ(笑)」
~5分後~
ぼく「なんか息する度にかひゅーかひゅー言ってるんだけど」
後輩「汗の量異常じゃなくないです?」
多分生きていたのは奇跡だったんだと思います。
はじめての症状から特に何もせずに仕事をしながら生還した私は、こう誓いました。
「もうエビとカニは封印だ。好きだけどそれで死んでちゃ、元も子もない」
そして私は気づいたんです。
当たり前にエビが食べられる日常、それは尊いものだったと(伏線回収)。
当たり前にそばにあるものがいつまでもそこにある訳にはいかない。
幸せは、離れていく。
そんなことを噛み締めながら、私は生きていくのです。
それは仕方のないことだから。
人はみな、進んで生きていかないといけないから。
うっひょ~~~~~
エビちゃんうめ~~~~~~~🍤🍤🍤🍤🍤🍤
おまけ
「干したエビを大量に煮た液体」とかじゃなきゃ症状が出ないことがわかったので自己責任で食べています。
甲殻類アレルギーの人は、本当に気をつけてくださいね。
ちなみに私はつけめんの他に、甲羅の上で焼くタイプのカニ味噌でもちょっと苦しくなりました。
まあ、カニはエビと比べて熱心でもないので良かったです。
エビフライは美味しいし、茹でたエビを塩とかマヨネーズで食べるのって美味しいからなあ……