「コスパ」という言葉を正しく使おう【国語】
令和も6年が終わろうとしています。
なら流石にコスパという言葉は老若男女森羅万象唯我独尊に理解を得られている言葉でしょう。
コストパフォーマンス。
この言葉に取りつかれている人もいるのではないのでしょうか。
家電がほしければ「家電 コスパ」と調べ、
お水を大人買いするときにも「水 コスパ」と調べ、
恋人を手頃に欲しい場合は「マッチングアプリ コスパ」と調べることでしょう。きっと多分おそらくそのはず。
さて、先日後輩とこんな会話をしました。
後輩「もう今のスマホ3年使ってるんですよ。コスパいいでしょ」
ぼく「長持ちしとんねえ」
後輩「先輩のスマホって買ったばかりですよね」
ぼく「5月に買ったばかり。年一で変えてるよ」
後輩「もったいなくないですか?」
ぼく「でも一年使ってから下取り(売却)のお金が出て新しいの買ってるからそこまで」
後輩「は? そっちのがいいじゃん。その方法なんで教えてくれないの?」
ぼく「ごめん……」
後輩「そっちのがコスパよくないですか?」
ぼく「まあスマホが年に一回最新になると考えたらそんなに高い買い物じゃないね」
後輩「コスパじゃん」
ぼく「これコスパか。そうか」
後輩「コスパの権化でしょ」
ぼく「権化か」
ということでコスパの権化でした。
ちなみに私のスマホ事情を知りたい方はこちらをどうぞ。
私の中では「安い物を長く使う」というのがコスパの良いという印象でしたが、後輩的には「最新のスマホをお得に買う」方がコスパが良いという判断ったのです。
考えてみれば当たり前のことですね。
1万円の使いづらいスマホを3年使うのも、
10万円の最新スマホを毎回お得に買い替え続けるのも、
どちらもコスト(費用)に対してパフォーマンス(効果)が良い。
当たり前のことなのにコスパという言葉と行動が一致していませんでした。
私は権化なのに。
ちくしょう。
そしてまた別の話。
友人が4万円の椅子を買ったという話を聞きました。
4万円の椅子なんて、普段8800円の椅子を使っている私からしたらお高すぎる買い物です。
友人はその椅子をすすめに薦めてきたので、私は斜に構え「ほーん、そんなにいいなら座ってやろうかな。4万円の価値があるとは思えないけどwww」という今にも負けそうな、なろう系かませキャラの面持ちで椅子に座りました。
3秒後、私は「いい買い物じゃねえかよコスパ最高だわこれ」という感想を漏らしていました。
腰から首までフィットしてかなり座り心地が良い。座面もほどよく固くて長い時間座っていても疲れなさそうです。
しかも友人は腰痛持ちで、並の椅子は一時間も座ってられない人間です。
よく飲み会の途中でも立ち上がっていました。
そんな友人が「長時間余裕で座っていられる」というほどです。
最高の買い物ですよね。これこそがコスパの良い買い物というもの。
私のメモ代わりに、兼みなさまへの共有でURLを貼っておきます。
苦情は受け入れませんし、アフィリエイトリンクでもないので本当に私は責任取りません。
が、私はニートから脱却したら買おうかなと思っている次第です。
※椅子は絶対に試座すべきだよということも注釈しておきますね。
ということで、コスパという言葉はしっかり使おうと思った意気込みのエッセイでした。
言葉って、思ってた以上に先入観があって正しく使うの難しいですよねってところで今回は以上です。
それでは。