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麻雀note書きおじさん「『グランプリ』の『プリ』って何?」【実はMリーグへの近道】

「グランプリ」の「プリ」って、なんか可愛くないですか?それと、年末に「グランプリ」が集まりがち。

  • KEIRINグランプリ

  • SGグランプリ

  • グランプリ有馬記念

  • M-1グランプリ

  • ご長寿グランプリ

  • ダーツの旅村人グランプリ

あと何かあったっけ?とにかく、年末になれば「クリスマス」か「グランプリ」って言葉をよく聞かされます。

「あれってK-1グランプリだったっけ?」と半信半疑で調べたら、曙vsサップは『K-1 Dynamite!!』でした。もう21年前なんですね。結果はともかく、あの時はスーパーヘビー級同士の対戦に心が躍ったなあ。今年惜しくも永眠された、曙太郎さんに合掌。


余談はさておき、麻雀界で「グランプリ」と聞いて思い出されるのが、

日本プロ麻雀連盟の『麻雀グランプリMAX』だったりします。エンタメ~テレの『Lady′s麻雀グランプリ』とかもあるけど。

『麻雀グランプリMAX』に出場できるのは、ランキング上位者・現タイトルホルダー・特別シード者(九段など)だけ。つまり、連盟員の中でも、さらに条件を満たした者でないと出場できないとのこと。あとは、四大タイトルのうち3つ以上出場しているとか、いろいろとあるみたいです。

最初の文脈からだと「じゃあ『MAX』って何やねん」となりますが、『麻雀グランプリ』が2005年から始まった後に、2010年から『麻雀グランプリMAX』になったんですね。つまり、「グランプリ」をパワーアップさせるには、「MAX」を付け加えるしかないってことだったんでしょう(?)。

しかし、麻雀グランプリMAXの歴代優勝者を見ると、びっくりするほど豪華です。まず、『麻雀グランプリ』時代の5年間は、

  • 2005年:藤崎智プロ

  • 2006年:荒正義プロ

  • 2007年:沢崎誠プロ

  • 2008年:前原雄大プロ

  • 2009年:荒正義プロ

と荒さん以外が全て元Mリーガー。いかにも「グランプリ」な陣容。

『麻雀グランプリMAX』に移行した2010年以降の歴代優勝者を見てみると、さらに味わい深いですね。まず第1回が、「ミスター麻雀」小島武夫プロ。やはり小島先生は、第1回の優勝者に相応しい。

その後には勝又健志プロ、前原雄大プロと、新旧Mリーガーが続きます。そう思うと、「もしMリーグが10年早く始まっていればミスター麻雀が…」などという想像が止みません。小島先生にユニフォームが似合うかわかりませんが、見てみたかったなあ。

さらに、佐々木寿人プロ(第7期)、本田朋広プロ(第10・11期)、二階堂瑠美プロ(第12期)といった、現役Mリーガーの名前が見られます。Mリーグ創成期には、寿人さんのプロフィールが「主なタイトル:麻雀グランプリMAX」になっていましたね。今は「鳳凰位(3期)」だろうけど。

本田さんは北陸支部所属からのグランプリ制覇、さらに連覇してMリーガーという、シンデレラストーリーみたいな駆け上がり方が印象的です。瑠美さんはここでも「女性唯一」ですか。麻雀最強戦といいグランプリといい、そろそろ女性2人目の優勝者に出てきてほしいですね。

といったように、「麻雀グランプリMAXを勝つとMリーグが近付く」ともいえそうな、興味深い現象が起きています。各プロ団体の最高タイトルではない別のタイトルで、そうなっているのは面白いですね。あとは發王くらい?

ちなみに、『麻雀グランプリMAX』の決勝は、例年3月に行われています。よって、「グランプリが12月に行われがち」という「グランプリあるある」の例外といえそうですね(??)。


あ!「グランプリ」の「プリ」について何にも書いていない(笑)。

グランプリ(仏: Grand Prix、略称:GP)とは、フランス語で「大賞」、grand(大きい、最高の)prix(賞)を指す語。英訳するとグランド・プライズ (Grand Prize)。

出典:ウィキペディア「グランプリ」

つまり、「グランプリ」の「プリ」は「賞」。よって、「キンプリ」は「金賞」になります(???)。


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