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⚽⚽⚽サッカー未経験者がパリ五輪を機にオフサイドについて調べてみました【「細谷の1ミリ」とは】
こんにちは、薄味noteの毎日投稿に方向変換した麻雀note書きおじさん(笑)です。
4日目にして、早くもネタ切れしたわけではありません。もともとサッカーネタも書いています。今日はたまたまそうなっただけ。
「さすがにアレは納得行かないよな〜」って思ったので、早速noteを書きました。「思いついたらすぐ書いちゃえ」を実践したかったのも、方向転換した理由です。
まずは、オフサイドの定義について、改めて知っておかなければなりません。JFA(日本サッカー協会)の公式サイトには、「サッカー競技規則」というものが掲載されています。
ボリュームたっぷり(笑)。詳しく書いてあるのは良いことですが、私は専門家ではないので、そこまでは不要かも。
他にも探してみると、私にピッタリなものを見つけました。Jリーグの公式サイトにあった記事が、簡潔でわかりやすかったです。
まず、サッカーにオフサイドというものが存在する理由ですが、
オフサイドルールって何?
オフサイドは攻撃側チームの競技者が得点をするために守備側チームのフィールド内で待ち伏せすることを防ぐために定められたルールで、オフサイドポジションにいる味方にパスを出す、あるいはオフサイドポジションにいる味方プレーヤーが相手を邪魔したり、ボールに関与すると反則となり、相手チームに間接フリーキックが与えられることになります。
新ルールの変更点も」
ということなのだそうです。「待ち伏せするとは卑怯だぞ!」ってことから、オフサイドルールが生まれたってわけですね。
それから、オフサイドの適用についてですが、
守備側チームのフィールド内で、ボールより守備側チームのゴールラインに近く、かつ後方から2人目の守備側競技者よりゴールラインに近い位置がオフサイドポジションとなる
オフサイドポジションにいること自体は反則ではなく、ゴールキック・コーナーキック・スローインでボールを受けるのはオフサイドにならない
味方がパスを出した瞬間にオンサイド(自身の前に相手が2人以上いる位置)にいればオフサイドにならない
パスを受けたタイミングで相手が前に2人以上いても、味方がパスを出した瞬間にオフサイドポジションにいた場合はオフサイドになる(戻りオフサイドと呼ばれる)
相手GKがシュートをはじいたボールでも、シュートを打った時点でオフサイドポジションにいた選手がそのボールに関与するとオフサイドになる
ゴールポストやクロスバーに当たって跳ね返ったボールに関与しても、シュートを打った時点でオフサイドポジションにいればオフサイドになる
といった感じでしょうか。覚えてしまえば難しくはありませんが、ややこしいことには変わりありません。
では、パリ五輪で話題となった「細谷の1ミリ」について、改めて掘り下げてみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1722761960299-Srl50joEGy.jpg)
おや?1ミリではなさそうですね。「細谷の1センチ」のほうがしっくり来るかも(笑)。「三笘の1ミリ」や「源田の1ミリ」に合わせたかった感が拭えません。
長さはどうでもいいのですが、これって待ち伏せじゃないですよね?そう思ったので、念のため「待ち伏せ」という言葉も調べました。
まち‐ぶ・せる【待(ち)伏せる】
読み方:まちぶせる
[動サ下一][文]まちぶ・す[サ下二]不意を襲うために、めざす相手の来るのを隠れて待つ。「—・せて捕まえる」
「相手が来るのを隠れて待つ」という意味がある動詞「待ち伏せる」の名詞形が、「待ち伏せ」なんですね。ということは、細谷真大選手のアレは「待ち伏せ」ではありません。むしろ相手に身をさらしているんだもの。
やっぱりアレがオフサイドになるのは、かなり違和感を覚えます。実際に、多くの専門家の方々がオフサイド判定に対し異を唱えました。
本田圭佑氏(W杯3大会連続ゴール)
アルゼンチン(W杯前回王者)のメディア
スペイン(EURO2024王者にして対戦相手)の『ムンド・デポルティーボ』
とまあ、散々でした。そう思うのが自然でしょ?
しかし、別の見解もあったんですね。審判からの視点はこうでした。
「先日のスペイン戦での細谷選手のオフサイドですが、いろいろ自由な意見が飛び交っているので一言だけ言わせていただきます」と切り出し、「要するに、いわゆる『戻りオフサイド』ということです。※戻りオフサイドとは、オフサイドポジションにいた選手がオンサイドポジションに戻ってきてプレーすること」
そして、「1mmでてたとか1mでてたとかは関係なく、オフサイドポジションから戻ってプレーしたことは事実なので、オフサイドのそもそもの精神がーとか、競技の精神がーとかは、この件に関してはまったく関係ありません。事実が全てです」と続ける。
さらに「僕の見解への自由な批判は尊重しますが、正しい情報の収集不足や競技規則の理解不足による意見も多いので共有です。今回のオリンピックは、カタールW杯で採用された『半自動オフサイドテクノロジー』が導入されています」と記す。
一方で、「とはいえ、僕も日本人なので皆さんの感情的な意見には同意です」とも述べた。
なるほど。「現行の競技規則がそうなっている以上、オフサイドを取らないわけにはいかない」ということですね。悔しいけれど、それなら認めざるをえない。
それにしてもですよ。「いかなる場合でもオフサイドラインから1mmでも出ていればオフサイド」は違うでしょう?元来のルールの趣旨から外れているんだもの。
なんのためにビデオアシスタントレフェリーが映像をチェックしているのよ?「AIがそう判定しているけど待ち伏せとは違うのでOK」って、見てくれるんじゃないのですか?
確かに、ハンドでもそういった判定が下されますね。「故意にボールを掻き出した意図は見られないけど、手に当たった以上はPK」って判定になるもんなあ。サッカーの判定って、結果主義みたいですね。
どうやらルール改正が必要なようです。「相手選手を背にしている場合などは例外とする」と付け加えたりして。
その際には、「ホソヤルール」って名前が付いてほしいですね。そうでもならないと、細谷選手が浮かばれないでしょう。
幻のゴールになりましたけど、あのプレーはカッコ良かったですね。ターンしてその反動でシュートした一連の動き、いかにもセンターフォワードだったもの。
あれでゴールが認められて1-1の同点になっていれば、日本にも勝機があったはずです。それだけに、とても惜しまれる判定でした。日本の皆様、それに世界中のフットボールファンの方々なら、「あれはオフサイドじゃねーよ」って思いますよね?