Mリーグを見たら「これって雀王戦A1リーグみたいじゃん!」と思ったので過去に同様の事例があったか調べましたがあっさり答えが出ていました(笑)+私が思い出したこと
そうそう、この試合でしたね。
Mリーグを見ていた私は、「これって雀王戦A1リーグみたいじゃん!」って思いました。つまり、出場4選手が全て日本プロ麻雀協会所属だったわけです。
その日の様子は動画にもなりました。協会関係者の方々には、感慨深い1日だったに違いありません。
実は諸用のため、私はこの試合をじっくり見られませんでした。それで、記事などで「初の協会卓」だったことを知ったのです。
改めてMリーグに参戦している日本プロ麻雀協会所属の選手を思い返してみると、2024-25シーズンに浅井堂岐選手が加わったことで、その数は4チームで5人となりました。初めて4チームに所属が分かれたので、ようやく協会卓が作れたわけですね。
私はなんだかんだで2年以上麻雀のnoteを書いていますが、そのことに気付いていませんでした。とてもお恥ずかしい限りです。というのも、協会所属の選手1人1人に存在感があるから少ないと感じていなかった、と言い訳しておきますね(笑)。
その卓が、
Xの投稿により実現したわけです。それが、
このポストだったそうで。私は諸事情によりXの閲覧を減らしているので、試合前にそんなことになっていたのは知りませんでした。つまり、私は何にも知らずにボケ〜っとその試合を見ていたことになります。今考えると、物凄く勿体無かったなぁ…。
というわけで、ここからがこのnoteの本題となります。
2024年11月15日のMリーグ2024-25第2試合を見て、私は「雀王戦A1リーグみたいじゃん!」と思いました。果たしてその卓が、実際に雀王戦A1リーグで発生したのでしょうか。改めて出場選手を着順通りに振り返ると、
1位:仲林圭選手(73000点:Pirates)
2位:松本吉弘選手(16200点:ABEMAS)
3位:堀慎吾選手(6200点:サクラナイツ)
4位:浅井堂岐選手(4600点:フェニックス)
の4人が出場していました。この4人が出場していた雀王戦A1リーグを探せばいいんですね。
さらに、この4人がA1リーグで揃う条件は限られていました。まずは、浅井堂岐プロがA1に昇格したのが最も遅く、2022年(第21期)のことでした。
忘れてはならないのが、タイトルホルダーはA1リーグに参戦せずに決定戦から出場することです。ここで、Mリーグが創設年である2018年以降の歴代雀王を振り返ると、
2018年(第17期):金太賢プロ
2019年(第18期):堀慎吾プロ
2020年(第19期):矢島亨プロ
2021年(第20期):渋川難波プロ
2022年(第21期):浅井堂岐プロ
2023年(第22期):仲林圭プロ
2024年(第23期):???(仲林or田幸or堀or吉田or橘)
となっています。よって、2024年は仲林さんが、2023年は浅井さんがA1リーグに出場していないことになりますね。そのため、「仲林vs松本vs堀vs浅井」が雀王戦A1リーグで実現したのは2022年しかありえません。
あとは、ひたすら2022年の対戦を調べていくのみ。すると、
見つかりました。2022年7月21日の第21期雀王戦A1リーグ第5節A卓。ここで「仲林vs松本vs堀vs浅井」が実現しています。
ただし、この卓は5人打ちで行われました。上記の4人に、須田良規プロを加えた5人。よって、須田さんが抜け番の時しか「仲林vs松本vs堀vs浅井」が成立しません。それが、この日の1回戦だったんですね。
結果は、
1位:仲林圭選手(65.7pts)
2位:浅井堂岐選手(18.8pts)
3位:堀慎吾選手(-18.7pts)
4位:松本吉弘選手(-65.8pts)
でした。Mリーグとは2位と4位が入れ替わっていますが、2年前もトップは仲林さんでしたね。
私の「A1みたい」は「みたい」ではなく事実でした。それがわかって私はとても大満足です。Mリーグで起きた出来事は、「あの日の再現」だったんですね。
しかし、他にも情報はないか探していたところ、もっと明確な解答が見つかりました。
その卓の抜け番だった須田良規プロがポストしていました。私はこれを早く見つければ良かったんです。とはいえ、私はXと一定の距離を置く方針なので、どうしてもXを検索するのは後回しになります。
その後、須田プロは、
こういったnoteを公開しました。やはり、協会員には特別な試合だったようです。
そういえば、ここまでもう1人の協会Mリーガーのことを書いていませんでした。渋川難波選手ですね。
実はその日、
ABEMAS:第1試合・白鳥→第2試合・松本で「しょーまつ」
Pirates:第1試合・優→第2試合・仲林で「UK」
フェニックス:第1試合・元太→第2試合・堂岐で「げんたかき」
サクラナイツ:第1試合・堀→第2試合・渋川で「堀渋」
になるっぽかったような気が(敬称略)。つまり、コンビ(とも呼ばれている2人)で2試合を分け合う感じになったかもしれませんでした。こっちも見てみたかったですね。
しかし、堀選手は1試合目に勝利すると、サクラナイツ独自の「連闘権」を行使。そのため、「仲林vs松本vs堀vs浅井」の協会卓となったわけです。
堀さんの真意を知る由もありませんが、やっぱりMリーグで初めての協会卓に加わりたかったんでしょうね。それと、私には1つの説があります。
それは、「仲林vs松本vs渋川vs浅井」卓が、堀さんには「まんまアレでしょ」って思われたこと。アレとは、
第21期雀王決定戦ですね。第20期雀王だった渋川さんに、浅井・松本・仲林の3選手が挑む形でした(注:当時の雀王決定戦は5人打ちではなく4人で争われていました)。
「仲林vs松本vs渋川vs浅井」で争われた雀王決定戦は、ガッツリ20半荘行われました。対して、「仲林vs松本vs堀vs浅井」は、第21期雀王戦A1リーグ第5節A卓の中で、たったの1半荘でした。どちらがレアだったかを振り返れば、堀さんが出たほうがいいと判断してもおかしくはないのです。あくまで私の仮説ですが(笑)。
そんなことを抜きにしても、協会員ならあの卓に混ざりたいと考えるでしょうね。だからこそ、仲林さんの呼びかけに皆が応じたんじゃないでしょうか。それと、4チームの関係者の皆様にも感謝しないと。
私は「麻雀業界箱推し面白note書きおじさん(笑)」なので、どのプロがどうだとか、どの団体がどうだとかはありません。でも、こういう粋なイベントが発生するのは楽しいと思いますよ。いろいろ仕掛けて麻雀業界が盛り上がればいいじゃん。
…といった感じでまとめてから、改めて上掲のMリーグオフショットを見返しました。すると、4人の言葉を振り返るに、A1リーグや雀王決定戦を思い出していたみたいですね。2年前のことだから、それはもうよく覚えていたでしょう。渋川さんも含めて、5人とも感慨深そうだったなぁ。
そんなMリーグの協会卓を見た私は、あることを思い出しました。その顛末は、こちらのnoteに書かれています。
ようへいさんが『リモトーーク』でアツく語っていたことですね。その時の動画は、ようへいさんのnoteに貼ってあります。
当該『リモトーーク』が配信された2021年8月に、Mリーガーだった協会員は松本吉弘プロしかいませんでした。鈴木たろうプロは、2020年11月に協会から最高位戦に移籍していました。堀慎吾プロがMリーグドラフトでサクラナイツに指名されたのは、『リモトーーク』のちょっと前。しかし、まだMリーグのシーズンは始まっていなかったので、その真価を発揮したのはもう少し後のことになります。
芸人と麻雀プロの二刀流で活動しているようへいプロからすれば、当時の日本プロ麻雀協会にもどかしさを感じていたようですね。簡単に言えば、「協会からMリーグに送り込みたいのならもっとアピールしろよ!」ってことでしょうか。もっと深い真意はあるとは思いますが。
そうやって足掻いていた時期を私は知っていたので、Mリーグで協会卓が実現したことに、協会ファンではなくても感動すら覚えます。協会の次の目標は、協会の女性プロをMリーグに送り込むことでしょうか。私はそう遠くない未来に実現すると思っています。それは、令和生まれ?最年少?
最後に、麻雀のプロ団体を統一すべきとの意見もあるようですが、私は団体の内外で切磋琢磨し合うのもいいかなって思っています。プロ団体がいくつもあるメリットもデメリットもありますが、少なくとも1つにしなければならないってことはないのでは?こういうので楽しめたんだから、急いで統一する必要は無いかもしれませんね。