「国士無双リーチ」の動画を見返すと実況・解説陣が頑張っていたことがわかりました
昨日(2024年10月29日)のMリーグで、
松ヶ瀬隆弥選手が国士無双テンパイでリーチをかけました。
私は他の作業をしていたため集中してMリーグを視聴できず、時折配信の音声が聞こえていたような状態でした。そのため、「国士無双」と「リーチ」がなかなか結び付かなかったんです。だって、国士無双って高目安目のないアガリ形になるから、リーチの必要はないじゃないですか。もちろん、国士の河でリーチしたらバレバレになるし。
それなのに、ガセさんは国士でリーチ。頭の中が「???」になった私は、手の空いた時間にその場面を見返しました。
さらに、その場面を伝える記事も配信されています。ここは記事を引用することにしましょう。
新婚のガセさんに「俺の南(みなみ)はどこだ!?」はややこしいですが(笑)、国士無双リーチのメリットなどを土田浩翔プロが詳しく解説しています。確かにカンドラがめくれたタイミングでリーチすれば、裏ドラとカン裏狙いだと思われるかもしれませんね。それなら不自然じゃない。
しかも、捨て牌が六萬・六萬・二萬・1ピンで、3ソーを切ってリーチ。だったらソーズのホンイツやチンイツの多面張リーチに見えなくもない。
それに、土田さんは「早めに1ピン切ったほうがいいんですけどね、国士じゃないという雰囲気で」「リーチでしょだって、(新ドラになった)南待ちになったら」「ヤミテンにしちゃうと国士無双ってなっちゃうんで」とも解説しています。なるほど。
だから、ガゼさんは国士無双なのにリーチする意味はあったんですね。こういうのを麻雀ファンは見たいんですよ。それを際立たせた土田さんの解説と未沙さんの実況は、お見事でした。
国士無双のリーチといえば、すぐにこれを思い出しました。しかも、あれは13面待ちという超レアケース。
個人的には「元カノ13面待ち」の語源YouTubeの概要欄には、「文字起こしを表示」というものがあります。便利なので早速使ってみましょう。
何これ(笑)。麻雀は専門用語が多いのと、同時に3人話しているせいで(実況が日吉辰哉プロで解説が瀬戸熊直樹プロと梶本琢程プロ)、おかしなことになっているようです。仕方ない、私がちゃんと直すか。
こんな感じでしょうか(間違っていたらゴメンナサイ)。これ、瀬戸熊さんも日吉さんも、13面待ちでテンパイする前から「リーチあります?」「リーチありますよ」ってやり取りをしていたんですね。そりゃそうだ、捨て牌で国士無双がミエミエでも、13面待ちなら確率だいたい34分の13でツモれるわけだから。そして、ツモれば3人の点数を減らせます。
よく「日吉の実況はうるせー」とか文句垂れる御仁がおられますよね。でも、この動画のコメント欄を見なさいな。
「麻雀それとなくしか分からんのだけど、プロの方々の息遣い、緊張感、そして熱い実況で、凄く引き込まれる動画だった」
「全くルール知らないけど、解説の人が楽しそうで面白さが伝わる」
「こんな凄い役満が出た対局で実況が日吉だったのは本当に感謝しかない」
こんな感じですよ。ここまで麻雀熱を伝えられる実況者は日吉さんしかいないのだから、そういう事実は認めましょうって。好みは人それぞれだから、それは仕方ないけど。
あと、「国士無双リーチ」にはこういう変化球もあります。
なんと、石橋伸洋プロがカラテンなのに国士無双でリーチ。九萬が場に4枚切れた後でリーチしました。キングで国士といえば、放じ(ry
しかし、解説のお一人が、テンパイ前から国士無双リーチを予想していたんです。
無邪気ですね~(笑)。ちなみに、これを言っていたのは村上淳プロです。キングが国士無双をアガれないことを全員がわかる状況でも、親を維持するためにあえてリーチを宣言して、子を降ろしたんですね。それを実行するキングも、ちゃんと言い当てるずんたんも凄いわ。
「でも、公式戦で国士無双リーチって少ないよね?」などと想像していたのですが、
動画化されているものだけでも意外に多い!!しかも全部アガれている!!スゲーーー!!!ちなみに、動画公開が新しい順に並べました。
どうやら私が想像していた以上に、「国士無双リーチ」は戦術的だという印象です。私もこんな場面が訪れたら、是非リーチしてみたいですね。それ以前に、私はもっと麻雀を打てって話だけど(笑)。