見出し画像

「スタイルの違いを受け入れられないこと」は麻雀に限った話ではありません【ほとんど別競技の話ですゴメンナサイ(笑)】

今回も、「麻雀もサッカーも両方大好きなおじさんがnoteを書いたらどうなるのか?」ってのをやっています。私のnoteは麻雀が一応メインコンテンツなので、建前で「#麻雀」にしているんですけどね。ものは試しに、とりあえず読んでみてください。

トップ画像出典:https://www.jleague.jp/




そりゃあ麻雀の打ち方なんて千差万別でしょうよ

私もおじさんなのでその部類に入るかもですが、世の中「頭の固てぇヤツ」が多いですよね。寛容性が無いというか、「お前は何様なんだ」っていうか。基本的に「noteは何書いても自由」ですけど、それにしても他人へのリスペクトに欠けているのって多いですよね。

何遍も私はnoteで書きましたけど、私は「打牌批判否定派」です。より正確に立場を主張するならば、「麻雀で打牌批判はなじまない」という意見を持っています。

だって、ツモや相手の打牌に再現性がないわけですから、ベストな打ち方が1つに絞られることなどないでしょ?もちろん、確率論だとか牌効率とか、前提とすべきものはありますけど。それでも、麻雀で大きく作用するのって運なわけで。

イメージ画像①

打ち手の個性が出るから麻雀は面白いと私は思うのですが、そんなに自分の思っているものと違うやり方って認められないものでしょうか?そんなの、各々で好きにすればいいじゃん。私は打ち手の意思を尊重します。リスペクト大事

打牌批判に関してnoteを書くのは、ハッキリいって私はもう飽きています。私のクリエイターページから探してみてください。将棋と比較したやつとかは、意外と好評でしたよ。

正直言って飽きてはいますが、「このタイミングで公開したいテーマがあるわ!」ってことで、再び書いてみたいと思います。ただし、この後麻雀の話はほとんど出てきません(笑)。でも、麻雀界とは切っても切れない人物を取り上げるんだぜ。


ルールの範囲内でやっているのに批判されるのってさあ

私といえば、事あるごとにサッカーで何でも例えちゃう癖があります。しかし、今から引き合いに出す話は、決して麻雀とは無関係ではありません。なぜなら、Mリーグチェアマンの藤田晋氏が深く関わっているからです。

察しの良い方なら、既に何のことか想像ついたでしょう。今からご紹介するのは、2024年に初めてのJ1リーグに参戦している、FC町田ゼルビアです。

ゼルビアの躍進は、藤田さんの存在なくして語れないでしょう。2018年にサイバーエージェントがゼルビアの経営権を取得し、その年はJ2で4位フィニッシュ。2019年には、AbemaTV(当時)で「ゼルつく」が始まったなんてことも。

2022年末に藤田さんがゼルビアの代表取締役社長兼CEOに就任すると、2023年に青森山田高校を選手権で4回も優勝させた黒田剛監督を招聘。プロクラブを初めて指揮するのはどうなるか注目していましたが、

1年目にしてJ2で優勝しちゃいました。しかも、前年は15位だったんですよね。高校サッカーの名将と呼ばれた人がプロクラブでも結果を出したケースって、私は他に記憶がありません。

そして、2024年はクラブにとっても初のJ1参戦です。すると、黒田監督から気になる発言がありました。

「あんまり足元でチャカチャカやって、何本パスをつないで点数を取るというサッカーが果たしてサッカーかと言った時に、やっぱり日本の〝甘さ〟というのはそこにあるわけで。ありとあらゆる方法で得点を取りにいく、そして、ありとあらゆる方法でゴールをしっかりと死守していくという」。不必要にパスをまわしたり時間をかけすぎるという日本サッカーの〝悪癖〟を指摘しつつ、攻守が一体となったスピード感あふれるスタイルの重要性を熱弁した。

出典:https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/288962

この発言にカチンと来た人が、かなりいたように感じます。そのうちの1人が私でした。

私は麻雀界隈に関しては箱推しを貫いていますが、サッカーではハッキリとアルビレックス新潟のサポーターと明言しています。だって、私はホームタウンの住民なんだぜ。J2に加盟した1999年から試合を見に行った立場からすれば、愛着が沸かないわけないですよね。市陸(新潟市陸上競技場)で観客が4000人くらいしかいなかった時代から、私は見に行っていたんだから。

じゃあ、なぜ「チャカチャカした」にカチンと来たかというと、アルビってゼルビアとは真逆のスタイルで戦っているからなんですよ。これは2022年の記事ですが、

J2を優勝した(2回目)シーズンに、「アルビはパス数で世界2位」だったんですね。ちなみに、当時のランキングは以下の通り。

画像出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20221004/1694514.html
2022-23シーズン(もしくは2022年シーズン)の9月26日までの試合が対象

1位がマンチェスター・シティ(英プレミアリーグ現在4連覇中)、3位がベンフィカ(欧州チャンピオンズカップ優勝2回)で、その間の2位がアルビだったんですよ。ヤバくないですか?

「いや、それってJ2での話でしょ?」と指摘するのはごもっともですが、パスを繋げまくるスタイルはJ1でも変えておりません。今シーズンも、以下の通りです(2024年5月20日現在)。

画像出典:https://www.jleague.jp/stats/j1/club/2024/pass_count_per_game

はい、今年も我が軍がパス数1位です。ポゼッション(ボール保持)率も1位ですね。ありがとうございます。

お気付きかと思いますが、上のランキングでパス数最下位がゼルビアなんですね。まさに真逆のスタイルです。スタイルの違いは認めますけど、「チャカチャカしたサッカー」って言われたら面白くはないでしょ?

しかし、それで終わらないのが名将たるゆえんです。プロチームの監督1年目でJ2優勝を果たし、J1昇格1年目の2024年は、5月を終えた時点で

画像出典:https://www.jleague.jp/standings/j1

堂々の首位。初めてJ1に昇格したシーズンで、いきなりゼルビアが優勝する可能性も高いわけです。黒田さん凄えや。それと、サイバーエージェント&藤田社長恐るべし。

そんなわけで、我々新潟県民はゼルビアに対してぐうの音も出ないわけです。それに、ゼルビアがやっているサッカーのスタイルって、

今の主流なんですよね。スペイン代表の「ティキタカ」やなでしこJAPANのパスサッカーがもてはやされたのは、2010年前後のこと。アルビのサッカーって、ぶっちゃけひと昔前のスタイルなんです。

「面白みに欠ける」「ロングスロー頼み」「ファールばっかじゃねーか」と、ゼルビアのサッカーを腐す方もおられるようですね。しかし、順位表のどこにゼルビアがいるかってことですよ。それに、ファールが多ければカードの対象になるので自業自得だし、ましてやロングスローって反則じゃねーし。なーんもゼルビアは悪くない。


リスペクトの精神を忘れちゃいませんか?

ぶっちゃけ私はここまで書いて、心穏やかではなかったですよ。だって、普段は「アルビしか勝たん!」って思っているおじさんが、ライバルチームを持ち上げるようなことを書かなきゃならないんだもの。noteのためとはいえ、「ゼルビア上げ・アルビ下げ」みたいなことを書くのは辛いよ。

しかし、私はFC町田ゼルビアさんを尊敬しています。だって、初のJ1で半分くらい終えて首位だよ?ウチなんか、「4節まで首位」「シーズンでは6位」が最高成績なのにさ。

しかも、黒田さんはプロの監督になって2年目。ヤバいって。私がツネ様(※宮本恒靖JFA会長)の立場なら、森保さんの後釜として、日本代表の監督にリストアップしますよ。

…ちょっとサッカーの話が長くなりました(笑)。無理矢理ですが、一気に麻雀の話に戻します。

イメージ画像②

結局何が言いたいかっていうと、「いいものはいい」って認めなきゃならないってことです。ただし、それは白黒が10:0になるようなものじゃなくて良い面も悪い面も同時に存在しているってこと。物事はそんなに単純じゃないってことです。

それにしても、どうして1つのものに決めつけないと気が済まないものでしょうか。「〇〇は悪だ!だから殲滅させねばならない」って、聞こえはいいんですけど、〇〇が100%悪にはならないですよね。だから、世界中で諍いが起きちゃうんです。「〇〇人は全員〇ロリスト」なわけないじゃん。

だから、物の言い方を考えたほうが得策ですよ。「絶対〇〇しなければならない」「〇〇するとはありえない」って、その言い方のほうがありえないんです。〇〇にはメリットとデメリットの両方が必ずあって両者を比較した上で取捨選択が行われるのです。その取捨選択する作業を惜しむから、極端なことが生まれるのです。

サッカー文化には、「俺らが強いほうの〇〇」とか「飛べない〇〇は〜」とか言って、相手を挑発するようなことを言っちゃったりもします。でも、それって相手の存在を認めているからこそなんですよね。どこかに相手をリスペクトする気持ちがあるってことです。一部にそれが欠けているヤカラもいるけど。

麻雀なんて自分以外にあと3人いないとゲームとして成り立たないじゃないですか(ここでは三麻は除きます)。だからこそ他の競技以上に相手へのリスペクトが必要になるわけです。確かに「ラスの押し付け合い」って側面もありますけど、対戦相手へのリスペクトが根底にある上でやるべきことではないでしょうか。麻雀のnoteでも、まずは麻雀という競技そのものやプレーヤーへのリスペクトがあってから、その上で意見を述べるべきじゃないの?


おしまいに

他のクリエイターの方が書いたnoteを読むようにしていますけど、たまに「すげーな、よくそんなことが書けるな、何様ですか?」って感じることもあります。ズバッと言い切ってもらったほうが読む側としては気持ちいいかもしれませんけど、そんなに簡単なものかい?私はリスペクトに欠けたものを読まされて、とてもイヤな気分になるのだけど。

noteに限った話ではないですが、「大部分が間違っていても、堂々と物言えばもてはやされる」風潮ってどうにかならないですかね。「悪名は無名に勝る」とかいうけど、私は悪目立ちするよりは穏やかに正しく生きる人を応援したいな。最近そんなことを強く意識するようになったので、noteには消極的になったりもします。まあ、サボっているだけなんですけどね(笑)。


おまけ:このnoteを公開した2024年6月1日は、まさに

画像出典:https://www.jleague.jp/

FC町田ゼルビアvsアルビレックス新潟の当日。2023年のJ2リーグ王者と、2022年のJ2リーグ王者が対戦します。午前中にこのnoteを公開した後、私は「やってやるぜ感」たっぷりで応援するつもりです。現地に行かずにDAZNで見ますけど。

それにしてもさ、〇フコメって辛辣だよね。「ポゼッションじゃなくてあれは持たされているだけ」とか、「負けているのに終盤になっても前線に放り込まないのは、勝つ気があるのか」とか。しょーがねーじゃん、それが今の我々のスタイルなんだから。ゼルビアのやり方もアルビのやり方も、それぞれのアイデンティによるものだからさ、急には変えられないのですよ(対戦相手への対策とかはあるけど)。

それよりも、アルビはケガ人続出のほうが辛いのですよ。それこそ、ケガ人だけで1チーム組めちゃうっていう。それで首位チームとやらなきゃならないのが大変なのよ。それでも私は、地元クラブを応援し続けます。

I love Albirex.


……あれ、これってなんのnoteだったっけ?(笑)



追記(町田vs新潟の翌日)

やってやったぜ!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?