2023年の麻雀プロ5団体の最高タイトル戦についてまとめてみました(10/10現在)
私は、「麻雀」が秋の季語ではないかと勝手に思っています。なぜなら、各団体の最高タイトルの決定戦が行われるなど、秋にプロの麻雀界が佳境に入るから。Mリーグと決定戦を見る秋の日々って楽しいですよね。
しかし、ふと私は思いました。「あれ、各団体の決定戦ってどうなっているのか、よく知らないな」と。だったら、いろいろ調べて1本のnoteにしちゃえ!っていうのがこのnoteになります。
RMU
第15期令昭位戦A1リーグ
麻雀プロ5団体の中では、RMUが団体内の最高タイトルである令昭位戦のA1リーグがいち早く終了しました。令昭位戦A1リーグで面白いのは、前期の令昭位もリーグ戦に参加すること。シードみたいな形で決定戦から出場するわけじゃないんですね。こりゃ大変だ。
そう思っていたら、現令昭位の楢原和人プロが、今期の決定戦に進めませんでした。すわ大事件と思いたくなりますが、前令昭位(第13期)の河野高志プロも、第14期令昭位戦の決定戦進出を逃していますね。タイトルホルダーといえども、やはりリーグを勝ち抜くのは難しいのでしょう。
おじさんの個人的注目選手
白田みおプロ。2年連続で決定戦進出となりました。女性初の令昭位どころか、5団体の最高タイトルを女性が獲得したことはないんですよね。最近だと、黒沢咲プロが鳳凰位決定戦に進出したくらいですか。おじさんとしては、麻雀界の新しい景色を見てみたいですね。
令昭位決定戦日程
令昭位決定戦はかなり特徴があって、まずはA1リーグのポイントを半分にして持ち越すっていう、Mリーグのセミファイナルとファイナルのような方式を採用しています。そうなると、リーグ戦でビッグスコアを叩き出す意味もあるわけですね。あとは、決定戦が3日間12半荘という短さ。RMUはA1リーグと令昭位決定戦が一体化していて、決定戦はA1リーグの第12〜14節っていう位置付けになっているんですね。
麻将連合
第21期μリーグ
麻将連合のプロ資格は、これまた独特ですからね。まずはツアー選手として登録されて、そこから認定プロにならないとリーグ戦に出場できないんでしたっけ?そのリーグ戦も、μリーグとμ2リーグだけとは、かなり狭き門。
麻将連合の最上位リーグであるμリーグも、9月に終わっています。全8節で32半荘と、一見コンパクトなリーグ日程。しかし、第5節が7月23日、第6節が7月24日と連戦になっています。これは厳しいスケジュールだと思いましたが、案の定その2日間でポイント上位だった3人が決定戦に進出しました。
おじさんの個人的注目選手
むく大樹プロ。おじさんは以前「麻雀×筋肉」のnoteを書きましたが、むくプロも筋肉系麻雀プロなんですね。「やっぱり麻雀は筋肉なんだ」ということを、麻雀ファンに見せつけてほしいなぁ(笑)。「麻将連合=コバゴー」みたいなムードの払拭にも期待しております。
将王決定戦日程
麻将連合の決定戦は、4日間15半荘で行われます。「あれ?4日なら16半荘では?」と思っていろいろと調べたのですが、どうやら最終日は3半荘なんですね。先に「決定戦は15半荘にしようぜ!」って決めてから、上のような日程になったってことでしょうか?面白いですね。
最高位戦日本プロ麻雀協会
第48期最高位戦A1リーグ
最高位戦も、9月までにA1リーグの全日程が終わっています。今年はいろいろあったみたいですけど、無事にリーグ戦の日程は消化できているようです。…人間生きていれば、しがらみってものがありますよね。
最高位の連覇は難しいようで、最近では近藤誠一プロが2015・16年に達成していますね。その前を調べたら、なんと2008・09年の飯田正人さん!さすがは永世位のレジェンド。飯田さんに続く人は現れるのか、最高位戦に注目していかないと。
おじさんの個人的注目選手
坂本大志プロ。私は最終節の配信を見ていましたが、なぜか1位通過で決定戦に進出した坂本さんが号泣していたんですね。きっかけは、同卓していた誠一さんがA1残留を決めたことを知ったから。他人のことで泣けるなんて、そうそう無いことですよ。
最高位決定戦日程
最高位戦の公式HPより、日程を以下にまとめました。
決定戦初日:10月22日(日)
2日目:11月5日(日)
3日目:11月15日(水)
4日目:11月26日(日)
最終日:12月16日(土)
最高位戦決定戦は5日間20半荘と、比較的長丁場になっています。加えて、最高位戦の試合は熟考する選手が多くて長くなりがちなので、全部見たらボリューミーになりそう。でも、「とことん戦おうぜ!」って感じがして、おじさんは嫌いじゃないですね。
日本プロ麻雀協会
第22期雀王戦A1リーグ
私はA1リーグ最終節を2窓で見ていましたが、最終節を前に3位だった橘哲也プロと4位だった矢島亨プロの直接対決となったC卓に注目していました。結果は、上のツイッ、いやXにある通りです。
試合後のインタビューで、橘プロが人目憚らず涙していたのがとても印象的でした。私もちょうど、noteでブロッコリーさんについて書いたばかりだったので(クイズ王祭りのやつ)、グッと来るものがありましたよ。その日は「日本プロ麻雀協会の1年で1番長い日」とのことでしたが、まさにそんな悲喜こもごもの1日だったのではないでしょうか。
おじさんの個人的注目選手
仲林圭プロ。今さら私が取り上げるまでもなく知名度抜群ですが、決定戦で戦う3人が全員雀王経験者ですからね。10月以降はMリーグと雀王決定戦に加えて、朝のバイオハザード実況もどうやっていくのか、おじさんは注目しています(笑)。
雀王決定戦日程
協会の公式HPより、日程を以下にまとめました。
決定戦初日:10月15日(日)
2日目:10月21日(土)
3日目:11月4日(土)
最終日:11月12日(日)
最高位決定戦は、4半荘ずつ5日間の20半荘。対して雀王決定戦は、4日間で5半荘ずつの20半荘。これって、どちらがキツいんでしょうか。1日に5半荘はかなりの長さになるはずですが、幸い日程は土日に設定されています。麻雀漬けの1日を楽しむにはもってこいですね。
日本プロ麻雀連盟
第40期鳳凰戦A1リーグ
私はこれでも麻雀ファンの端くれなので、プロ連盟だけA1リーグの進行が遅いのは、このnoteを書く前から知っていました。「連盟だけ途中経過になっちゃうな〜」と思いつつ、「もう令昭位決定戦が始まっちゃってるから書くしかねえわ」ってことで、このタイミングでの執筆・公開となりました。
前述の雀王戦A1リーグ最終節は3卓同時開催。一方で、鳳凰戦A1リーグ最終節は、11/22・11/29・12/6(全部水曜日)に1卓ずつ行われる予定です。卓割は、成績順で振り分けだったでしょうか。「珠玉の戦いを1卓ずつお届けします」ってことなのでしょうね。
おじさんの個人的注目選手
西川淳プロ。上のツイー、いやポストがあった時点では、勝又健志プロが大きくリードしています。2番手につけているのが西川プロですね。昨年度は惜しくも決定戦進出を逃しただけに、この位置を最後までキープしたいところですね。それと、おじさんは元クイズプレーヤーなのに、上の文字を「蘭心竹生」(らんしんちくしょう・蘭のような華やかな心を持って竹のように真っすぐに生きる)と読めませんでした…。
鳳凰位決定戦日程
連盟の公式HPより、日程を以下にまとめました。
初日:2024年1月10日(水)
2日目:2024年1月20日(土)
3日目:2024年1月27日(土)
最終日:2024年2月3日(土)
鳳凰位決定戦は年明けになります。ていうか、今年の年明けにHIRO柴田プロの快進撃を見てたから、鳳凰位決定戦がその時期なのは知ってた(笑)。それはともかく、鳳凰位決定戦の16半荘が終われば、プロ5団体の「顔」が出揃うことになります。それまでの4ヶ月間が楽しみで仕方がないですね。
おしまいに
改めてこういった形にしてみると、各団体でそれぞれ個性があって面白いですね。私は麻雀note書きおじさんをやっているくせに、決定戦の半荘数を正確に覚えていませんでした(笑)。そうか、1日4半荘とは限らないんですね。
私からは、「プロの麻雀をMリーグしか見ていないのは非常に勿体ないですよ!」って言いたいですね。特に、決定戦は全試合がABEMAかYouTubeで配信予定になっていて、プロ5団体の麻雀を知るチャンスでもあるんです。決定戦の日程はMリーグのない水土日に集中しているので、たまには違った雰囲気の麻雀を見て楽しむのもいいんじゃないでしょうか。もちろんコメント(チャット)は正しいマナーで書き込もうね!
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