eスポーツは30代が強い?
茨城国体が段々と近づいていくにつれて、各都道府県の代表も多く決まってきています。
Twitterなどで、各都道府県の代表の写真が回ってくるのですが、私がそこで思ったことは思ってたより年齢層が高いなということです。
eスポーツ選手のアスリートとしての寿命は、一般的に25歳だと何かの記事で見たことがあります。
それは体力的な理由もあると思いますが、一番は「目」の筋力?が衰えるからだと読んだことがあります。eスポーツ選手もスポーツ選手と変わらずに選手生命は短命なのです。
と、そのことをなんとなくですが漠然と思っていた私はeスポーツ選手は20代の人が多いのかなと思っていました。
ですが茨城国体で予選を突破される人たちを見て、意外と年齢層が高いことに気付きました。きちんと調べた訳ではありませんが、10代はおろかおそらく20代も数人しかいないのではないかと思います。
また茨城国体の種目に入ってはいませんが、格闘ゲームも30代が強いと聞いたことがあります。
では何故、今のe-sportsは30代の人が強いのでしょうか?
私が考えた理由は主に2つです。
1つ目の理由は、茨城国体で行われるゲームタイトルはパズル・レース・スポーツというジャンルのゲームであるため、目の衰えがあまり関係がないからという事です。
eスポーツは世界的に見ればFPSやRTSというジャンルが流行もとい大人気となっています。当然ですが大人気のゲームタイトルにeスポーツ選手が多いことになるのは分かると思います。
私が見たことのあるeスポーツ選手の選手生命の話ですが、2018年がeスポーツ元年と言われた日本において、選手生命の研究などあるはずがありません。ということは、その研究結果は当然のことながら海外のデータという事になります。
FPSなどのゲームタイトルは、一瞬の攻防が見逃せないゲームです。つまり選手にとっては「眼の力」がとても重要になってくるのです。そうであれば、選手生命が25歳となることも頷けるのではないでしょうか。
それに比べて茨城国体の種目は「眼の力」というよりも「経験値」のほうが重要になるゲームタイトルが多いのではないでしょうか。
それ故に、長年そのゲームで遊んでいるプレイヤーが上位になりやすい。
10代や20代よりも多くの日数だけ遊んできた30代のプレイヤーが強いのではないかと考えられます。
それに加えて2つ目の理由にもなりますが、茨城国体で行われるゲームタイトルは現在の30代が若い時にそのゲームが流行した世代という事も関係があると私は思います。
コンテンツ過多とも言われる現在。月に何本ものゲームが有料・無料に関わらず、発売・アップロードされています。
それだけに、同じ世代の人が同じコンテンツを見る・同じコンテンツで遊ぶという事は難しくなってきているのではないでしょうか。
ですが現在の30代が中高生だった頃は、スマホが出てくる前ですので、まだ比較的コンテンツ量も多くない時代だったと思われます。
その時期に流行ったゲームが、現在時を経てたまたまeスポーツとして注目され始めた。流行るゲームというのはプレイヤーの人口も当然ながら多い訳です。プレイヤー数が多いという事は競争も激化し強いプレイヤーも多くなると思います。
その「昔とった杵柄」という言えば悪口っぽいですが、今の30代が10代20代の時に遊んで経験を積み上げたプレイヤーが、今の日本のe-sportsでのプレイヤー層となっているのではないでしょうか。
一時的でも何かに「熱中」していた人は、後々になって自分の人生に繋がっていく。ゲーム=悪だという風潮も時代が変わればプロゲーマーと呼ばれるようなスターにも成り得る。
何事も熱中して続けていれば、いつかは道が拓けるのだと。
本日はここまで。