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東ジャワの名爆Tumpak Sewuが思ったよりスケールが大きかった
1,東ジャワの旅
ベトナム人の友人から3,4人でインドネシアに行くけどいかないか?と誘われて、インドネシアという国に行ったことがなく、興味があったのであまり良く考えずOKしてジャワ島東部Surabaya行きの飛行機を買った。
(SCOOTで早めに買ったらSIN-SUBが往復SGD200ちょいで安かった)計画を立てていくうちに今回行く場所は主に3つ、(1)TUMPAK SWEU(2)IJEN(3)BROMOということになった。
(1)は滝、(2)(3)は火山である。4日間の日程で東ジャワをいったりきたりすることもあり車をまるっとチャーターし、ガイドのファミとドライバーのアディがついてくれた。
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SURABAYAの空港は国際線は簡素なターミナル(最終日間違えて国内線ターミナルに行ったら賑わっていた。
ちなみにターミナル間移動はなかなか大変でタクシーに乗る必要があるので間違えないほうがよい)でおそらく他の便はなかった時間帯ということもあり全般的にスムーズ。到着→ワクチン接種確認→(VOA取得)→入国審査、すべて短い導線上なので迷うことはなさそう。コロナ禍以降日本人の入国のビザ免除が停止されているため、VOAを取得する必要あり。
バリなどは週末など並ぶこともあると聞いていたが、SURABAYAは他にVOA取る人もいなかったようで非常にスムーズだった。支払い通過を選べ、SGD50を支払いレシートみたいなものをもらうので、それをもってイミグレへいくとシールをパスポートに貼ってくれる。
予約しているホテルの場所などをみんな聞かれていたので手元に控えておくとスムーズかと。
2,南へ東へ(東ジャワの車窓から)
空港から出発し暫く街中はなかなか混雑している。1時間位いったところ高速道路上のSAみたいなところで休憩/軽食。車窓からみる東ジャワは遠くに山がたくさんみえて、田んぼが多くどことなく日本っぽさも感じる。ただヤシの木など熱帯の樹木が目立つのと、モスクが点々とある点は大きく異なる。
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特にモスクについては、建物ごとに色やかたちが様々で見ていて飽きなかった。それも結構な頻度ででてくるので楽しい。山間の方に進んだ小さな集落でも結構立派なモスクがあり、日本の集落も神社や寺院を核として構成されているのと同じようなものなのだろうと感じた。
道路沿いには掘っ立て小屋みたいな商店が多く、走っている車もシンガポールと比べると明らかにぼろぼろである。
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ガイドのファミと数日話していたのだが、彼はハンガリーへの出稼ぎを計画しているようであり、ビザ申請したが一度Rejectされて再申請中とのことであった。一緒に行った友人はフランス国籍ももっており、ハンガリーは給与も低いだろうと話していたが、Google先生によるとインドネシアの平均月収は2,3万円。
一方のハンガリーは少なくとも10万円台ということなので、インドネシアにいるよりは稼げるのだろう。ただビザ申請などでAgentに払うお金は親戚などから借りて工面したといっていた。街を抜けると山の斜面も積極的に畑の耕作などに利用されている印象を受ける(Bromoなど山間のほうではコーヒープランテーションが目立った)。
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最初の休憩からさらに3hくらい進んだBahrotoという小さな山間の集落のお店(Warung)でSoto ayamを食べる。初めて食べたが、SOTOがスープ、AYAMが鶏だとのこと。鶏肉・キャベツ太千切りが入ったスープにご飯もはいっていて雑炊のよう。ココナツパウダーらしくものが入っていて、ライムのような柑橘の半身ものっている。この旅ではこの後も何度かSoto Ayamを食べたが、ここ以外はご飯は別添えであるケースでかつニンニクが目立った。まぁ店や家によって違うんだろうな。
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そこから40分くらい走って目的地に到着!
3,TUMPAK SEWU
大きな道からすこしそれて中に入ると、数件の商店/民家に囲まれた開けた駐車場にでた。ここが滝への拠点である。
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ゲートを抜けるとコンクリ舗装だがなかなか急な道があり(手すりあり)、5-10分ほどしばらく下っていくと数件の商店がある(ドリアン売ってる)ところにでる。
ちなみにトゲトゲの葉をもつ植物は、SALAKが自生しているものらしい。1度シンガポールで食べたことがあるが、みずみずしい根菜みたいなぼわっとした味で他の熱帯フルーツと比べるとどうもインパクトは弱いな、という印象だった。観瀑台(PANORAMA)と更に下に下っていくルート(ゲートあり)の分岐があるが、まずはPANORAMAから滝の全体像を見る。ぽっかり口を開けた大きな滝壺(川原/渓谷)に向かってストンと切れた断崖から幾筋もの滝が流れ落ちており、おもったよりも壮観だった。
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写真を数枚撮り、次は下の谷におりていく道をいく。はじめ人工の階段のようなものがあるがなかなか急で滑りやすい。
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途中で階段は終わり、ロープはあるものの岩場の登山道みたいなところになる。それはそれとして結構な勢いで水が流れている。最初はちょこっと水を越えるのかな?と思い靴濡れないといいなとおもっていたが、更に下ると濡れないことは無理な勢いで流れる水場を下っていくので早々に濡らさないことは諦めた。
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水の勢い的にちょっとした滝、シャワークライミング。10分ほど下ると川原の開けたところにでる、向こう岸にわたるためにはガッツリ川を渡渉するので結局濡れる。簡素な売店があるようだが、このときはおそらく時間が遅い為すでに開いていなかった。
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足首どころか膝下くらいまで水につかる。結構流れも速いのでややビビるがロープがあるのでしっかり握って進む。流されてはシャレにならない。この谷はさきほどパノラマからみたように断崖から落ちていった水の流れが収束した川が流れていて、U字谷にように左右急な断崖+やや広めの底みたいな感じになってる。その水が流れてくる方に進むと、どんつきの広い空間になっていて滝壺である。滝壺といってもスケールも大きく日本でイメージする滝壺とはやや印象は違った。絶壁から垂れているから滝壺の侵食が弱いのかもしれない?まぁなんにせよ自然の偉大さを感じる風景である。自分が先程上から見た景色の中にまさにいるのでなんとも壮大。思わず地球!!と叫びたくなるなにかがある。
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以前イグアスの滝に行った時も水の流れに畏怖を感じたが、圧倒的な自然、特に「動」の水の流れはいつも畏れすら感じる。上から落ちてくる滝の水飛沫で谷底の中は全体的にミストがかかったような場所になっており涼しく、太陽の加減で虹などもみえる。浴びている水しぶきがまさにこの上から落ちてくる滝であり、下を流れる川であるので、本当に自然を全身で感じているような気分になる。
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川を再びわたり結構滝の方に進めるし、岩場を登っていくこともできる。我々が到著したときはフランスから來たという4,5人組の男女グループくらいしかいなかった。どういうわけかその後も結構フランス人に合う。ちょうどHolidayの時期?インドネシアがフランス人に人気なのだろうか?(バリから流れる?)暫く寫真をとったり滝を眺めたりしてマイナスイオン接種の容量用法守れてるかな?というころで戻ることにした。
日沒になると街燈がないのでなかなか危ない(なのでゲートの時間制限があるのだと思う)。上りは再びプチ滝登りをして、急な階段を登りきってゴール。
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戻った頃にはすでにゲートはしまっていたが近くの売店の兄ちゃんがあけてくれた。その後宿に戻り、濡れた荷物を乾かそうと試みたり、夕飯を食べたりして早めに就寝した。夜は結構肌寒いくらいであった。
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余談だが、フランス人のグループは暗くなっても戻ってこず(彼らの)ドライバーはじめ地元の人に心配+呆れられていた。ちゃんと暗くなる前に戻るのが大事…。