エスパー魚

2024年冬、突然肺がんがやってきた。 夫と猫と毎日ゲラゲラ笑って暮らしたいので乗り越えます。

エスパー魚

2024年冬、突然肺がんがやってきた。 夫と猫と毎日ゲラゲラ笑って暮らしたいので乗り越えます。

最近の記事

  • 固定された記事

noteを始めました。何か残したかったから。

42歳の誕生日直後、まさかの肺がんが発覚しました。 いやいや、身に覚え(?)が無い! 見渡す限り家族にがんになった人すらいない!! 全く持ってナンノコッチャだったけれど、不思議と受け入れて淡々と治療に励んでいます。 がんになって良かったと思うことなどないけれど、特別な人生が始まったのは事実なので、記録を残しておきたいなと思ってnoteを使うことにしました。治療が始まったのは2024年3月。1か月半の入院の間、とにかく暇を持て余して書き溜めた記録…と言うことは全くなく、入院中

    • がんと就労、そしてプライバシー(多分その1)

      がんが判明した後、公私ともにどこまでそれを伝えるかは、悩ましいことだと思う。結局は自分の判断次第だが”理解されにくい” ”働きづらくなる”と言う理由で職場に報告しない人も多いと聞く。私の場合はありがたいことに“職場の理解が得られるであろう”と言う前提で考えたため、割と早い段階で上長に報告した。 少し報告が早すぎたかなと言う気もした。検査の進捗や状況報告を行うと自ずと『治療はどうなるのか』『仕事はどこまで可能か』と言う話になるが、全く答えようがない。結局、治療方針が確定したのも

      • 治療方針の確定ー治療法は自分で選択するものだった。

        非小細胞肺がんIIIcの想定のまま全ての検査が終わった段階で、脳転移の疑いはグレーだった。1つ怪しい箇所はあれど、それが大変小さかったため転移とも違うとも断定することができなかった。 「どうしますか?」 突然の主治医の問いかけに少し焦りを覚える。窓のない真っ白い壁の診察室の中、夫と私が並んで座り、その焦りを共有していた。『治療って先生が決めてくれるんじゃないんだ』と戸惑いながら、職場の先輩にがんを伝えた時に言われた「治療は主治医と二人三脚だよ。あなたが決断しなくてはいけな

        • がんの診断

          その週末、夫は出張だったので、猫と一緒にゆっくりと過ごした。がんの事は気になったけれども、あまり調べなかった。レントゲンに写った影の大きさを考えると「何かの間違いで気のせいだろう」とも思わなかったが、だからと言って絶望する気持ちにもならなかった。あるいは、突然のことでピンとこなかったのかもしれない。いずれにしても、日曜の夜帰宅した夫にはまだ何も言わず、一人で月曜の説明へ向かった。  CTの結果を聞いてみると、やはり肺に腫瘍があり、40㎜くらいの大きさはあるようだった。昨年同じ

        • 固定された記事

        noteを始めました。何か残したかったから。

          書き始め

          この経験を文章にして残しておこうと思って数か月たった。どんなことを書くべきか、自分のために書くのか誰かに見せるためなのか。時系列にするか内容ごとにまとめるか。治療方法はどこまで深堀すればいいのか、色々考えてみたけれどよくわからなかったので、結局方向性も定めずに、この数か月ふわふわ漂っていた気持ちや考えをポロポロと書き落とすことになりそう。 始まりの日 健康診断だった。2024年1月26日と言う日を私は忘れることが無いと思う。去年の健康診断は持ち前のぐうたらを発揮してずるず