ズボラコモンプレイスのすゝめ
コモンプレイスとは、日常で気になった情報や言葉をノートにメモし、KEYと呼ばれるインデックス用の記号を用いて整理する手帳術。
自分の為の百科事典をつくろう!という趣旨だと私は理解をしている。
「半年前に、調べた記憶あるんだけど名前なんだったけ……」みたいなモヤモヤが軽減される点が、素晴らしい。
綺麗なまとめ方や、キーの作り方については先人たちがまとめているので、
私はノートを取るのが苦手な人が気楽に継続していくためのコモンプレイス術について紹介する。キーワードはTake it easy
道具
最低限必要な道具は3つ。
手帳(orノート)、ボールペン、シール(orマーカー)だ。
手帳は、MDノート<文庫> 方眼罫Aを使用している。
ノートが180度開き切るのが、個人的なグッドポイント。
方眼紙があると、フリーハンドでも線を引きやすい。
筆記具は、黒ボールペン1本。これで十分。
もちろんカラーボールペンやマーカーを用いても良い。
シールは、インデックスキー(後述)の為に用いるが、正直なくても成り立つ。
こんな説明でいいのだろうか。
キーの付け方(ジャンル分け)
私は以下の5つのインデックスキーを策定している。
検索性はあまり高くないかもしれないが、これ以上細かくしたら返って取りこぼしが多くなりそうなのでちょうどいい。
足りなければ後で足しても良いし、多かったら減らしてもいい。Take it easy!
ルール
・趣味かつ学びのような、キーをまたぐ時は2枚シールを貼る。1つにする必要は無い。
・どのキーか迷ったら黄色の「学び」に振り分けるか、キーを付けない。
キーをつけないことが、逆説的に検索性を高めることもある。
・出先でコモンプレイスを書き込む場合、ジャンル分けは後回し。
書いてみよう
今回はルノワールが余生をすごした南仏の地、「カーニュ=シュル=メール」を題材にする。
まずは、インデックスを付ける。
キー、日付、タイトル(??)の3つだ。
キーは、「趣味」であり「行きたい場所」なので2枚シールをつける。
日付は当たり前だけど大事だ。入れておくことで、後ほど見返した時に「この時期に南仏が気になっているということは、ルノワール巡礼旅行を計画していた時期で……」というように連想ゲームで他のことも思い出せる。
タイトルは、それを見ただけでだいたい何を記しているか分かる程度にする。
ここで「カーニュ=シュル=メール」と書くと、1年後の自分には伝わらないかもしれない。
次に、本文。
特に決まりやフォーマットはない。
個人的なポイントとして、感情の動きがあれば、そのまま書き記すようにしている。
今回の場合は「26歳以下無料!?」
情動的記憶は記憶されやすく、記すことでさらに記憶に定着しそうだから記載している。
あとは、本から学びを得た場合、合わせて頁も記載する。
完成。
ここで、更にズボラを向きのテクニックを紹介する。それは……
ミニプリンターを使うとラク
こちら、相棒の感熱紙式ミニプリンターです。
3か月前に手に入れたのだが、優秀すぎる。
流れてきたレシピツイートをスクショしてプリント。1分でコモンプレイスが完成する。
写真付きのものや、記憶に定着させる優先順位が低いものにはミニプリンターを使用している。
心理的ハードルがぐっと下がるので、継続しやすいと思う。非常におすすめ。
おわりに
コモンプレイスは、自分のための百科事典。
気楽に気づきを積み重ねてみませんか?