相合傘は断ってほしい
心がせまい話。
天候に関係なく、
だいたい折りたたみ傘を持っている。
雨に濡れたくないから。
Aさんと二人で歩いてる。
雨が降り出す。
Aさんは傘を持っていない。
私は折りたたみ傘を取り出す。
入れてあげる。
半分濡れる。
別の日。
Aさんと二人で歩く。
雨が降り出す。
Aさんは傘を持っていない。
Aさんは朝からどしゃ降りの日しか傘を持ってない。
私は折りたたみ傘を取り出す。
どうぞ、と半分差し出す。
ずぶ濡れのAさんを無視して、
横で一人で傘をさしつづける勇気はない。
入れてあげる感じにどうしてもなる。
半分濡れる。
Aさんに限らず、
傘持ち歩かない人も他人の傘にはふつうに入る。
傘は、
持っている人だけさしていい世の中になれ。
もしくは、
持たない主義の人は自分からお断りするのが礼儀な世の中になってほしい。
濡れるのがイヤなんじゃ。
いいとこどりすな。