ひろ2050@会計士×サステナ戦略

財務&サステナ戦略コンサル(公認会計士)←NY駐在←会計監査。会計士としての監査・コンサル経験を、若手会計士・会計士受験生・サステナ関係の方へ向けに投稿します。Cambridge大学Sustainable Leadership、キレイな地球を我が子に残す、湘南移住

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最近の記事

【第4回】監査計画の本質 ~戦略コンサルが使用する仮説思考を学ぶ~

3月決算のキャスト社は7月にQ1レビューを終え、監査チームはお盆休みに入った。新人の山崎は、入社後、半年がたち、期末監査と四半期レビューを経験し、少し監査の流れにも慣れてきた頃であった。お盆は比較的長く休みが取れるタイミングであり、ゆっくり休養ができた。 お盆明け早々、新人・山崎は、後藤EMに声をかけられた。 仮説思考後藤EM:山崎さん、今週はキャスト社のアサインが入っているよね?今年の監査計画作成を手伝ってほしいんだけど、監査計画作成はまだ経験ないっけ? 新人・山崎:は

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    • 【監査法人の本質思考-第3回】海外駐在の本質

      ニューヨーク赴任の話 新人・山崎:後藤さん、ニューヨークのときのお話を聞いても良いですか?正直、海外駐在ってあまりイメージできていなくて・・・。僕は英語力とかもないですし、後藤さんは英語ペラペラな感じもしますし、すごいですよね。実際、駐在ってどんな感じだったんですか? 後藤EM:ニューヨークの話ですね、あまりまとまって話したことなかったですよね。ちょっと詳しく話しましょうか。僕が赴任した最初のところから語れればと。それに、英語力っていっても、赴任前は海外では通用するレベルで

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      • 【会計士試験合格者必読】公認会計士のキャリアパターン

        はじめまして。私は、十数年前に会計士に合格し、そこから会計監査、ニューヨーク駐在、財務戦略コンサルといったキャリアを歩んできている。近年ではサステナビリティ分野での仕事が増えている。 今回は、数日前に会計士試験の合格発表があり、Xを見ていると、会計士のキャリアはどういうものがあるのか、という疑問をツイートしている方もおられたので、改めて自分の経験から記事を書こうと思った。 結論は自分で考えるしか無いが、選択肢と、その選択後のイメージは持つことは、自分で考える際の武器になる

        • 【監査法人の本質思考-第2回】総括分析の本質

          【全体分析とは?】 Mパートナー:総括分析見してくれるか? 期末監査も佳境に差し掛かり、チームメンバーの疲労もピークに。講評会が明日のタイミングでMパートナーが朝いちで会議室に来た。開口一番、全体分析をみしてほしいと。 入社5年目で、初めてインチャージを務める谷川は、あたふたする。わかっていたし、構えてはいたけど、やはりレビューを受けるのは、緊張感がある。まして、Mパートナーのレビューを受けるのは初めてで、どんな鋭い突っ込みが来るのかがわからない怖さがある。 疲れから眠た

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          【連載】監査法人の本質思考

          第1回 棚卸立会の本質思考 Mパートナー:おー、たしか2月入社の山崎か。相変わらず初々しいなぁ。で、棚卸立会の結果はどうやった?なんか発見事項はあったか? 新人・山崎:・・・(どうしよう、なんて答えよう。ってか、僕が棚卸にいったことご存じなんだ。何もなかったけど、何もなかったと言っていいのだろうか・・・・) 20X1年4月2日、事務所の会議室で、キャスト社の監査チームは期末監査に向けた論点の確認ミーティングをしていた。Mパートナーから、2月に入社したばかりの新人の山崎に

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