サンクコストとは会計用語だった!
サンクコストは埋没費用とも呼ばれる会計用語。
すでに支払ってしまい、もう戻って来ない費用や労力、時間のこと。
こうしたサンクコストにこだわり、合理的、論理的な判断を下せない状態に陥らせるのが、サンクコストバイアスである。
例えば、映画館に行った時、最初の15分で完全に自分の趣味ではない楽しめない作品だと気付いたとする。
その時どうするか?
長編映画の場合、つまらないと気付いた時点から2時間近い時間を無駄に使うことになる。
費やした費用が2000円程度ならば、さっさと映画館を出て、自分の趣味や勉強、ショッピングなどに時間を当てた方が有意義である。
ところが、ここでスパッと席を立てる人は少ない。
多くに人は、お金を払っているのだから勿体ない、この先面白くなるかもしれないと映画を観続ける。
この心理がサンクコストバイアスの典型的な働きである。