日本は眠れない国
今、日本は眠れない国です。
テレビやネットでは頻繁に眠りについて特集されているし、よく眠れることを打ち出した寝具も数多く販売されています。
一日遊べばすぐに眠れた子供の頃のようにはいかず、睡眠障害に悩む大人が増えています。
背景には、ストレスや運動不足の他に、PCやスマホといった私達が当たり前に長時間使用しているデバイスのブルーライトという現代ならではの要因もあります。
眠りたいのに眠れないということは、それ自体がストレスであるし、翌日の仕事のパフォーマンスにも大きく影響を与えます。
睡眠不足状態での仕事の効率は、飲酒時のそれと同じという説もあるくらいです。
実はフィンランドでは、「サウナに入れば睡眠薬は必要ない」と言われています。
サウナに入らなかった日の夜は、脳や身体の疲労を回復させる深い睡眠の割合が全体の14%だったのに対し、サウナに入った日の夜は約28%と、全体に占める深い睡眠の割合が2倍になっています。
すなわち、サウナに入った日の方が睡眠の質が改善し、ぐっすり眠れていたのです。