文章は見た目の気持ち良さ!

「自分の書いた文章は音読しなさい」

たしかにこの指摘は正しい。

音読するなかで気付くこと、音読しないと分からないことは山のようにある。

しかし、文章を書こうとする人の多くが、大事なことを忘れている。

それは、読者は文章を眼で読んでいるという事実。

我々が新聞を読む時、本を読む時、メールを読む時、耳を使って読むわけではない。

ときに音読することがあったとしても、基本的には黙読。

つまり黙ったまま眼で読んでいる。

だとすれば、書き手の側も聴覚的なリズムを気にする前に、視覚的リズムを考えなくてはならない。

分かりやすくいえば、文字や句読点が並んだ時の、見た目の気持ちよさである。

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