ロボットが医療界を変える!?
人工知能=AIが医療を変えると言われている。
人工知能によって、個々の患者に合ったオーダーメイドの治療法を作ることが、医学界の最終的な目標である。
例えば、IBMが開発したワトソンというコンピュータがある。
ワトソンは人と同じように情報から学び、経験から学習することができる質問応答システム・意思決定支援システムである。
ある病気についての膨大な量の論文を読み込ませたワトソンは、その病気を全体としてとらえて一般化するのではなく、個々の事例すべてを完璧に記憶し体系化する。
それは人間には到底不可能な作業である。
そして、治療を求める患者さんの情報を細かく打ち込めば、膨大な情報から一番いい治療法を選択し、示してくれる。
すでに国内でも特殊な白血病患者の病名を、ワトソンが10分ほどで見抜き、その生命を救った事例が発表されている。
今日の医療は少しずつ変わってきていて、VRを使った遠隔診療が、すでにある程度実用化されている。
人間に変わって、ロボットが手術する利点は、動きの正確さと緻密さである。
ロボットであれば、人間のように手術中に体が微妙に動いてしまうことがあない。
また、意図しない急な動作も起きず、常に細かく正確な動きができる。
スマートフォンがあっという間に当たり前になったように、もしかしたら10年後にはロボットでの治療が当たり前になっているかもしれない。