キャリアとライフをトーレドオフしない生き方
子育てや家庭に積極的に参加したい男性の話を聞いて、自分が顧客に言い続けてきたことは間違いではなかったと確信できました。
もちろんキャリアに全振りしたい男性がいることは前提としながらも、30代・40代の子育て世代の男性はワークだけでなくライフも重視しています。
働き盛りでもある世代なので、経験者募集ではニーズの高い世代です。企業も熱心に欲しがる世代なので、「この世代は家庭(子育て)を重視しているので、ワークライフバランスの施策・取り組みが重要ですよ」と説明しています。
しかし、経営陣や人事はピンと来ていない様子。彼らの頭の中では、働き盛り=キャリアが大事という方程式が成り立っているようです。ジェネレーションギャップを超えて異世界なのでしょう。
ですが、この世代がほしいのであれば真面目に取り組むべき課題です。
30代・40代の家族持ち世代にとって、「はたらく」は家族を養うためであることとイコールです。家族のために頑張れるのであって、会社のために頑張っているわけではありません。
それを履き違えると、気がついたら「転職先が決まったので退職します」というセリフを聞くことに。
逆に言えば、家庭を大切にできる働き方や給与があれば、早々には辞めないということでもあります。だから、男性も含めた子育て支援が大事なのです。
いつまでも「二十四時間働けますか」「モーレツ社員」を求めても仕方ありません。それは昭和に置いていってください。
改めて問います。男性は働いてなんぼと思っていませんか、社長。
その考え、今すぐ捨てないと、あなたの会社に誰もいなくなる日も遠くありませんよ。
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