日本人に必要なのは、マルチインカムだ
一言でいえば、複数の収入源があれば本業に抑圧されることはない、ということです。
そのために、投資や副業などマルチインカムは今後の多くの人たちにとって必要不可欠な要素と言えます。
とはいえ、ウーバーイーツなどの単純労働を推奨するものでさありません。それでは隷属先を増やすだけです。
私たちはマルチインカムで、お金の奴隷から脱するべきです。
また、政府も「貯蓄から投資」を促しており、年金制度は破綻しないものの、公的福祉は今後、削減されていくのが予想されます。「2000万円問題」はその最たるものでしょう。
■企業の言いなりにならない
とはいえ、今はやりのFIREをしましょう、という話ではなく。あくまでマルチインカムで一つの企業のいいなりになるのは止めましょうという話です。
これまでは一つの企業に定年まで勤め上げることが当たり前でした。定年まで雇用を維持し、年齢や在籍年数に応じて昇給していく代わりに、労働者は企業からの無茶ぶりや要求に応える義務がありました。
しかし、ご存じの通り、終身雇用制度は崩壊しつつあり、定期昇給もなくなっている今、企業からの無理な要求に応える義務はありません。経団連の会長やトヨタが終身雇用は限界と発信している以上、今後、転職や副業(複業)が当たり前の時代に到来します。
そんな時代に企業のいいなりになっている人材は市場価値があるでしょうか。答えは否です。
■企業も政府も助けてくれない
ここで出てきそうな声として「とはいうけど、現実には難しい」「自分には世の中で通用するようなスキルはない」が上がりそうです。
ここでいうマルチインカムは投資や副業です。前者の投資、特に投資信託は誰でもでき、時間さえ味方に付ければ結果を出せます。
政府は「貯蓄から投資」を後押ししており、確定拠出年金やNISAの税制優遇を使わない手はありません。
そもそも、政府がこのような政策を打ち出しているのも、終身雇用が崩壊し企業が社員を支えられないこと、公的年金だけでは国民の生活を支えるのが難しくなるのが分かっているからです。
つまり、企業も政府も助けてくれない時代に入っているのです。
■マルチインカムは人生プランに応じて
企業やお金の奴隷にならず、自分らしく生きるために、もっとも良い方法がマルチインカムです。とはいえ、どういうマルチインカムを構築するかは、その人によって異なります。投資がよいのか、副業がよいのか、ライブイベントや人生の状況によりけりです。
ただ、マルチインカムにすべきなのは間違いありません。ぜひ、この記事を参考ンにしていただき、マルチインカムの第一歩になっていただければ、と思います。