介護スタッフたに、誕生しました
私、学生。将来は歯科医(になりたい)。でも今日は、介護スタッフとしての記念すべき勤務デビューをした。たったの2時間のOJT(教えてくれたのは、おじさんティーチャー!!)だったけど、オンライン授業で居眠りするくらい疲れた。
今まで介護施設の厨房(時給なんと最低賃金の833円!)で働いていたのだが、このコロナ禍を通して感じたことは、介護はなにがこの世に起こっても、必要不可欠であるということだ。将来、医療人になりたいと思う上で、この事実を目の前で見たことは衝撃的だった。
だから、私は介護職員初任者研修を受けたいと思った。
もちろん、世の中に何があっても生活費を稼がなくてはならない大学生という身分であるが、それとともに、この世の中でなくてはならない介護のプロになりたいと思った。知り合いの医者に、「そんなん取らなくても国家試験通ったら訪問診療とかで触れられるで」と言われたけど、資格の有無じゃなくて、もっとかたちのない、けれど重要なこと、例えば経験と知識みたいなものが欲しかった。大学に通いながら、おおよそ2ヶ月間土日に介護のスクールに通って、先日修了した。受講料は6万円くらいした(私の1年半分の食費!笑)けど、コロナの給付金をきっかけに自分に投資してみた。みなさんにわかりやすくお伝えするために、同じ資格をとった加藤茶さんの綺麗な奥様の努力が称えられている記事を載せておく。
こんなふうに記事で書いていて、私も大変だった的な雰囲気で書いているが、実際のところ、そんなに大変じゃない。取りたいという気持ちがあれば誰でも取れる資格だ。そして、この資格をとっただけで、介護が完璧にできるようになっているというわけではない。あくまで、座学と少しの実習だから、介護を必要としている方々に触ることができるようになっただけで、「訓練」が必要になる。
というわけで、私は今日から介護の登録スタッフとして雇われた。2時間しか働いていないが、それでもわかったことは、介護はただの力仕事ではなく、人の心と人の心で進む仕事だと思った。被介護者とコミュニケーションを取り、やることの説明をし、同意を得る。一人一人性格にクセや価値観があって、その人の心を動かさないと、心も体も動いてくれない。これは今、大学で習っている医療人として持つべき心得と一緒だなと思った。
個人情報、個人が特定されるようなことは書いてはいけない、という規則があるので詳細には書けないが、これから介護職員として経験したことを記録できるといいな。将来、自分自身の親や、医療に関わるうえで患者さんをサポートするうえで役立つだろうから。
写真は飲食店のアルバイトでお世話になっているオーナーからいただいたトマトの苗。生き物(?)と一緒に住む緊張感が今はあって、毎日律儀にお水をあげているがいつまで続くか。これから雨の降る時期だから、勝手に成長しろよ!と本当は言いたい。いつか、このトマトについてもnoteに書きたいな。
今日はちょっと長く書きました。読んでくださったnoterはありがとうございます。それではまた明日。