Weekly HRTech #1(21/09/26~21/10/02)
2021年9月26日から10月2日にかけて発表された国内HR Tech関連のニュースは18件、内訳は以下の通りです。
①サービスのローンチ・新機能 4件
②業務提携 4件
③実績・導入実績 6件
➃資金調達・M&A・上場 2件
➄調査 2件
⑥その他 0件
①サービスのローンチ・新機能 4件
エムステージ、人事担当者が産業保健の悩みを気軽に専門家に相談できる『Msupport for HR』を提供開始
事業場向け産業保健サービスを提供する株式会社エムステージは、人事労務担当者が産業保健分野の疑問や悩みを、ウェブ上で気軽に専門家に相談できる『Msupport for HR』の提供を開始。嘱託産業医の紹介・業務サポートを行う『産業医サポートサービス』の無料付帯サービスとなる。
人材のDX化を行うお仕事アプリ「matchbox」のシフトカレンダー(β版)リリース 現役従業員や登録者のシフト共有・配置から外部求人の状況まで一画面で管理
株式会社Matchbox Technologiesは人材のデータベース化とギグワーク人材の求人~採用・労務管理をワンストップで行うアプリケーション「matchbox」を提供。「matchbox」は9月30日よりシフトカレンダーのβ版をリリースし、カレンダー上で従来のシフト表のように既存従業員・自社登録者に対するシフト共有・申請を受け付ける事ができるほか、地域の一般求職者に対する求人の募集とその採用の結果を一画面で確認することが可能に。
適性検査クラウド「ミキワメ」新機能第4弾「分析機能」が9月16日にリリース
株式会社リーディングマークの適性検査クラウド「ミキワメ」にて、顧客自身でも組織分析が出来る分析機能をリリース。部署等の性格特性の比較など、設定のステータスに合わせて傾向を比べることが可能であり、また「ハイパフォーマー」「退職者」「マネージャー」などのステータスを作り、分析することも可能に。
適性検査で相手に適したコミュニケーション方法が分かるミツカリ、中小企業・ベンチャー企業向けの料金プランを提供開始
➁業務提携 4件
企業向け安否確認システム「安否確認サービス2」とクラウド人事労務ソフト「SmartHR」がシステム連携し協業を開始
株式会社SmartHRが運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」は、トヨクモ株式会社が提供する「安否確認サービス2」とシステム連携し協業を開始。
この連携により「SmartHR」に登録されている従業員情報を「安否確認サービス2」にシームレスに取り込むことが可能に。これまで人事・労務担当者が手作業で行っていた従業員情報の更新や入社者情報の登録は「安否確認サービス2」内に設置されたボタンよりワンクリックで同期され、従業員情報の二重管理の手間を無くし効率化を促進。
【月額制リファレンスチェックサービスback check】Slackとの機能連携を開始
ユームテクノロジー、WorXと業務提携
オンライン学習プラットフォーム「UMU」を展開しているユームテクノロジージャパン株式会社は、出世払い型(ISAモデル)テックセールス養成スクール「TECH SALES CAMP」を提供するWorX株式会社と業務提携を締結。
この提携により、UMUをブートキャンプの基幹システムとして導入し、WorXが運営するスクールでの共同実証実験を行いながら、AIテクノロジーとトレーニングデータを活用した再現性のある成長産業(特にIT・SaaS領域)におけるキャリアチェンジを実現する育成期間を目指す。将来的にはUMUとWorXが運営するスクールの教育カリキュラム・コンテンツを組み合わせたBtoB事業の展開も視野に入れて協業を進める。
採用管理システム「sonar ATS」、カケハシ スカイソリューションズ社の「Catch bowl」サービス終了に伴う後継サービスとなり、業務提携を開始
Thinkings株式会社が提供する採用管理システム「sonar ATS」は、株式会社カケハシ スカイソリューションズが提供する採用管理システム「Catch bowl」のサービス終了に伴う後継サービスに選定され、「Catch bowl」利用顧客を引き継ぎする。これに合わせて両社は、カケハシ スカイソリューションズ社が「sonar ATS」の取次パートナーとなる業務提携契約を締結
③実績・導入実績 6件
事業活動を通じた社会課題解決への取り組みを加速させるためジンズが「エシカル就活ーETHICAL SHUKATSUー」の利用を開始
「エシカル就活」では気候変動、ダイバーシティ&インクルージョン、地方創生などの合計9種類(2021年9月現在)の社会課題別カテゴリで企業の検索が可能。株式会社ジンズは『近視の進行抑制に向けた光の研究』や『ヒトの心と身体を分析する商品の開発』などの、ジンズだからこそできる社会課題解決に共感している学生のエントリーを集めるために利用開始。
人事向けSaaS型プラットフォームサービス「jinjer」「BOXIL SaaS AWARD2021 Autumn」にて「人事・給与部門」を受賞
社会人同士の転職OB訪問「キャリーナ」の累計ユーザー数が5,000人を突破
株式会社ブルーブレイズが運営する、さまざまな職種・企業の社員からキャリアナレッジを直接聞ける社会人同士の転職OB訪問サービス「キャリーナ」(旧称「CREEDO」)の累計ユーザー数が5,000人を突破した。
クロスビット、たいやき専門店「くりこ庵」を運営する株式会社くりこのシフト管理DX【らくしふ】導入事例を公開
シフト管理DX「らくしふ」が、沖縄の食品スーパー「リウボウストア」を運営する株式会社リウボウストアのシフト管理ツールに採用
新潟県三条市、ビズリーチで最高マーケティング責任者(CMO)を採用
Visionalグループの株式会社ビズリーチが運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、新潟県三条市役所の最高マーケティング責任者(CMO)を、2021年7月9日から8月5日まで公募。
その結果、314名の応募のなかから外資系企業出身でマーケティング等の経験を持つ人材が1名採用され、10月1日に就任。CMO就任後は、新潟県三条市の2022年度ふるさと納税寄付額25億円の達成に向け、戦略立案・実行を一気通貫で推進する予定。
➃資金調達・M&A・上場 2件
BEファンドが、派遣業界を中心にeラーニングサービス展開する株式会社manebiに出資
「働く人の笑顔が "連鎖する" 世界をつくる」PR Tableがビジョン・ミッションを刷新 -あわせてエッグフォワード社より第三者割当増資を実施-
➄調査 2件
約44%の企業が採用活動において一度も対面せず内定出しへ
〜オンライン下での内定者の不安解消を目的に約70%の企業が専用のフォローツールを導入〜
600社超80,000以上のユーザーに、人事課題解決に特化したコミュニケーションプラットフォーム「エアリー」を提供するEDGE株式会社は2022年卒の新卒採用における内定者フォローについて、人事担当者へ実態調査を実施。
※有効回答数41社と少ないため割愛
人事評価で紙とツール併用、55%が「心理的負担を感じる」と回答。データ管理に大きな課題、人事評価の実態が明らかに
クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を運営する株式会社SmartHRは「人事評価業務」をテーマにした調査を、人事労務担当者および経営者、一般従業員計1,067人を対象に実施。結果は以下。
1. 30%以上が既存の評価業務や評価結果の活用に課題を感じる
2. 評価関連業務、データ管理に全体の42%以上が課題、工数の負担も高い
3. 評価業務のシステム化3割に留まる
4. 評価関連業務、ツール併用による作業の工数負荷、心理的負担が大きい
5. 中小企業の実務担当者と経営者、業務にかかる時間の認識に乖離
「評価関連業務にどのくらい時間をかけていますか」の問いに対し、全項目で経営者が人事評価業務担当者よりも短い時間で回答し、評価業務にかかる時間への認識に差があることが認められた。一方、全企業規模において経営陣の認識以上に実務担当者の業務負担時間は長いものの、1001名以上規模の企業では負荷を可視化できている傾向にある。