【MTG】白青緑重厚への回帰?【スタンダード】
ある意味原点回帰だけど駄目です。
今日も今日とてMTGArenaのスタンダード環境で「パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る」メカニズム、通称、重厚/Backboneを用いたデッキを調整している。
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この手の能力を持ったカードは現在のスタンダードには2種類しかなく、デッキとしての出力が非常に低い。そのため、調整に難儀しており、現在の成果としては青黒緑か白黒緑の3色デッキが勝率が安定している。
ただ、それらはいずれもミッドレンジであり、《肥えた緑甲羅》によるアドバンテージ確保によって勝ちを掴んでいると言っても過言ではない。
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《肥えた緑甲羅》は4/6なので、タフネスで殴らずとも単騎で戦えるし、極端な話、重厚にするカードを全部抜いてこれを維持することに注力したデッキにしても勝率はさほど変わらないだろう(むしろその方が勝率が高いかもしれない)。
どうにか《肥えた緑甲羅》から脱却したデッキを作れないものか……と考えてみたが、現状、クリーチャーを恒久的に重厚にするカードが4マナの《床岩の亀》しかない以上、勝負がそこまでもつれることは確定している。
かつて4マナの《策略の龍、アルカデス》がスタンダードにいた頃と比較して、現在では妨害もアドバンテージを稼ぐ能力も各色に3マナ以下で充実している上に全体除去もよりどりみどりという状況であり、4ターン目に動き始めるビートダウンデッキ(ここでは重厚デッキのこと)は弱いと言わざるを得ない。
1マナ0/4護法(1)の《装甲アルマジロ》と1マナ0/5の《神盾の海亀》がいるというのに4ターン目まで待たなくちゃならないのはどうにも宝の持ち腐れだなぁ……。
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いや、《世渡り上手の交渉人》くんは軽くていいけど賛助での重厚化は1ターンしか持たないじゃん……それに1ターンしか持たないのに4枚しか入れられないのはちょっと……。
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……うん? 確かに《マネドリ》くんなら《世渡り上手の交渉人》を実質8枚体制にできるか。別のクリーチャーになっても良いからテンポ損はしないし。
1ターン目に1マナ0/4か1マナ0/5を置いて、そこから3ターン、《床岩の亀》が来るまで《世渡り上手の交渉人》を叩きつけるデッキ……もしかしてやれるのか……?
《装甲アルマジロ》のために白を入れるから《侵入者の放逐》も自然入れられてメインに強いし、速度的には4マナの《床岩の亀》を出して終わりだからだいぶアグロ気味になる……!
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と、一瞬夢想したは良いが、《装甲アルマジロ》、《神盾の海亀》、《世渡り上手の交渉人》、《マネドリ》、《床岩の亀》を4枚づつ採用ですでにクリーチャー枠が20枚埋まってしまった。この時点で(《マネドリ》以外の)柔軟性をほとんど投げ捨てていることになるわけで、あまり現実的ではないのでは? と理性がストップをかけてきた。
もちろん、本当にうまく回れば2ターン目から毎ターン1マナ実質5/5とか6/6が殴りに行くので爽快であることは想像できるのだが、《世渡り上手の交渉人》が引けなかった際のストレスと無力さもまた同様に想像できる。特に今現在のスタンダードでは気軽にピーピングハンデスしてくるコウモリが跋扈しているので、よしんば《世渡り上手の交渉人》を初手に引けたとしても引っこ抜かれてご破算、ということも考えられるだろう。
せめてあと1枚くらい重厚にする3マナ以下の非クリーチャー・カードが来てくれれば形になる気はするが、現状では《世渡り上手の交渉人》に対する負担と期待が大きすぎるので、今はまだこのデッキを組むことはないと思われる。
ただ、わずかに可能性を感じるので、原型としてここにアイデアを残しておく。