ラスアス2面白かった――場づくり日記(2023/04/17)

ラストオブアスPart2クリアする。
かかった時間は40数時間だったかな…?

プレイヤーからは賛否両論な感じの本作だが、僕としてはかなり楽しめた。
まあでも、否定派の言いたいこともわからなくない。

でも駄作ってことはないよなあ。「やろうとしていることに、クオリティが伴っていない」のではなくて、制作が側が狙ってやっていることなので、ゲームとしてのクオリティが高いことには異論はないはず。

アビー編になってから、プレイしてると段々アビーに共感していったが、ここが上手く行かないとプレイはつらいだろう。
でもゲームとしてはプレイ中のテンションが復讐一辺倒なエリー編よりも、アビー編になってからの方が面白かったように思う。
ジョエルを殺したけど、この人にも犬を可愛がる面とか、高いところが恐かったり、大切にしたい人がいたり…ゲームの中でアビーの人間性がちゃんと描かれていたように感じたし、そこに自分の感情を乗せることにはそれほど抵抗はなかったかな。

最後はエリーとして、ナイフを持ってアビーを倒すところとかはしんどかった。
コントローラーを握りながら、「えー、やりたくないな…」となる感じ。
というかあれは明らかに制作側が、不快感や心理的抵抗を感じるように作ってるシーンだよな。

「不快感」をプレイ体験に盛り込んでいる事自体が、このゲームのある種の達成であると思うし、評価できる点だと思う。
そしてそれはパート1の成功がなければなし得なかったであろう。
普通、この種の不快さはゲームからは排除されるものだから。
故にこのゲームにしかないプレイ体験を創造するのに成功している。

復讐というものに捉われるしんどさ、苦しさ、不毛さなど…復讐心が生み出すものを、ゲームの齎すリアリティを伴って体験させられるのは、自分としてはそれほど悪くないことだった。

あの後、アビーとレブはファイアフライにたどり着けただろうか…?

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