クライミングは強いメンタルが必要なスポーツだ 😆こんなにも違った ロックダウン前(2019)と後(2020)のクライミングスタイル 😆
前フランス🇫🇷では、コロナウイルス (Coronavirus, COVID-19) によるロックダウン (厳しい外出制限) が解除されて、7月末で82日が過ぎました。
この82日間は、幸いなことに、ストラスブール近郊🇫🇷のお天気は、比較的安定していて、外岩クライミングにはコンスタントに行くことができました。
この時期 (5~7月の3ヶ月間) に外岩クライミングに出かけた日数を、昨年 (2019) と今年 (2020) とで、比較してみると、
1️⃣ 2019年 が 17日間
2️⃣ 2020年 が 24日間
と、今年 (2020) は、昨年 (2019) よりも、7日も多く外岩クライミングに出かけていました 😄
⚠️ 実際には、ロックダウン (厳しい外出制限) の影響で、2020年に外岩クライミングに出かけられた期間は、 (2020年5月11日-7月31日) です。
昨年 (2019) に比べて、今年 (2020)、外岩クライミングに出かけた日が増えた理由は、
1️⃣ 天気が安定して、晴れている日が多かった。
2️⃣ ロックダウン (厳しい外出制限) の影響なのか、クライミングジムには行かず、外岩クライミングへのモチベーションが高いクライミング友が多かった。
3️⃣ 遠出を躊躇している人が多い影響なのか、地元のクライミングエリアで登る人が多かった。
という感じなのかな 🙄
クライミングモチベーションの低下
クライミングに出かける日数が大幅に増えたにもかかわらず、1つだけモヤモヤした思いがありました。それは、個人的なクライミングモチベーションの低下です☹️📉
果たしてモチベーションの低下が実際のクライミングにどのように影響しているのかを、客観的に 😁 解析してみました。
⚠️ ここでのモチベーションとは、“限界グレードをトライしたい” と言う気持ち。
図1. 3ヶ月間 (5月〜7月) にトライしたグレード別統計
モチベーションの低下によるクライミングパフォーマンス:
解析方法
昨年 (2019年5月1日-7月31日) にトライしたグレード別総数と、今年 (2020年5月11日-7月31日) にトライしたグレード別総数を比較。登れた完登数ではなく、トライした総数をカウントしています。この総数には、途中敗退やトップロープでのトライも含まれています。
実際には、約3ヶ月間でトライした総数に対するグレード別トライ数の割合を算出しました。
例えば、今年 (2020年5月11日-7月31日) トライした (7a) 以上のグレードは、延べ 49 ルート。そのうち (7a) は述べ 19 ルート。
(7a) ➡️ 19/49=0.3877...(≈39%)
結果
昨年 (2019年) トライしたグレード別ルート数と今年 (2020年) トライしたグレイド別ルート数を比較して見ると、昨年 (2019年) は主に (7c/7c+) グレードに時間を費やしていましたが (63%)、今年 (2020年) は (7a/7a+) でした(59%)(図1.)。
今年 (2020年) トライしたグレード別ルート数は、(7a-7b+) グレードで98%も占めるのに対し、昨年 (2019年) トライした (7a-7b+) グレードは、僅か、35%でした (図1.)。
逆に、今年 (2020年) トライした (7c-7c+) グレードは、僅か 2% でしたが、昨年 (2019年) トライした (7c-7c+) グレードは 63% でした (図1.)。
参考資料1. シーズンごとのグレード完登数 (ヴォージュ山地🇫🇷)
考察
クライミングのモチベーションが低下した原因は、一言で言えば、“生活環境の変化” につきますね。渡仏してからは、毎年3月ぐらいから外岩シーズンが始まり、最も成果が出るのが5月です (参考資料1.)。
この個人的なベストシーズンを 2020年 はロックダウン (厳しい外出制限) によって、クライミングどころか、全ての運動時間が 60min /One day に制限されました。
かつ、ロックダウン (厳しい外出制限) 解除後は、クライミングジムに通わなく無ったことで、その後3ヶ月間 (5月〜7月) のクライミングに影響したと思われます。
参考資料2. (7a) グレードを完登できるまでに掛かったトライ数 (ヴォージュ山地🇫🇷)
その他の要因としては、“目先の結果を求めた”ことかな 😄
ロックダウン (厳しい外出制限) が解除されてからは、初めて行く、あるいは、2回目のエリアが合計で 7回 ありました。これは、過去3年間 (2017-2019) では初めての経験です。
そのために、まずは (7a) グレードを落としてから、と言う意識が強かったと思います。
幸いにもこの 約3ヶ月 で7本の (7a) グレードルートを完登することができました。この完登数は、(7a) グレードに限ると、過去最高です。
加えて、アテンプト (Attempts) 数は平均で 2便 ということで、昨年 (2019) の年間の成果と変わらなかったことは (参考資料2.)、次のステップに行く、きっかけになりました。
いろいろと生活スタイルが激変したけれど、それを受け入れて、調節しながら、やって行くしか無いですね 🙂 一緒に登りに行っている若者たちは 👱🏻♀️👱🏻🇫🇷 この状況下に対応して、逆に自己グレードをどんどん上げてます。そこは見習って行かなくては 😂
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