子どもの頃、想像していた大人。
娘!娘!娘!
いつ見てもかわいい!と相変わらず妻の実家に行ってはメロメロデレデレだ。最近は寝るリズムも出来て来たらしく、妻も眠れるようになったみたいでひと安心。
しかし、そんな娘を見ていて、5年前は考えもしなかったけれど、結婚して、子どもも産まれて、すっかり大人になってしまったのだと思った。そう、子どもの頃、想像していた大人は、こんなんだった。そりゃそうか、大人の代表は親なんだから、子どもからすれば子どもがいることが、大人の条件だったのだ。もちろん、結婚してなくても、子どもがいなくても大人な大人はいるけれど、でもようやくワタシは、子どもが産まれて、大人の仲間入りを果たせた気がする。まだ観ても読んでもいないけど、西川美和の『永い言い訳』はそんな話のような気がする。早く観たい。でもなかなか観れないのもまた大人だ。
しかし、5年前は好きなことしかしてなかった!なんて今では想像出来ないくらいだ。もちろん今も妻も子どももいて楽しいのだけど、自宅と会社の行き来にはそろそろ飽き飽きして来ているのも確か。だからこそ、妻も子どももいて、好きなことしてる人は本当、心から尊敬する。それがこれをやっている理由のひとつでもあるのだけど。うーん、今のところは現状維持か。
でも昨日、久し振りにほぼ日を読んだら面白かった。『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』の著者リンダ・グラットンさんとの対談で、 「学ぶ時期/会社勤めの時期/引退後」という3ステージでの人生を選ぶ人が減るのはもちろんなのだけど、そこにインディペンデント・プロデューサーという言葉が出てきて、それだ!と思った。そういう意味では実は子どもの頃、想像していた大人のなかにあった、自宅と会社を行き来するだけの退屈な大人の部分は、これからの時代変わっていくのだと思う。いや、むしろ変わらざるを得ない時代なのだ。
そう思うと娘にうつつを抜かしている場合じゃないかもしれない。ま、もう暫くはメロメロデレデレしているけれど。