サラリーマンの休日
あまりにも暇である。
たまのひとり休み。
しかも出張中だから、手もとにあるのは本が3冊とスマホだけ。テレビは付いているけれど流石にループしてるだけのニュースはもう見飽きてしまった。ま、加計学園も森友学園も脱官僚(今風に言えば岩盤規制に穴を開けた)したはいいけど、結局、権力の集中は免れなかったということだろう。だからもうそうじゃない方法を野党は考えるべきなのだけど、でもだからと言って小池知事みたいな人の意見聞きすぎて結局先伸ばししただけみたいなのも問題なのだけど。
そんなことを考えながら『花の命はノーフューチャー』など読んでいた。いや、これを読んでいたから、こうして書いているのか。外は土砂降りだし、どうせ1日きりの休みだから遠出しようとも思わないし、じゃあひまつぶしにと。
そもそも本3冊持っては来てるが、わたしは決して読書家じゃない。だいだい持ってきてるのが『花の命はノーフューチャー』と『世界といまを考える3』それに『カメラの前で演じること』なのだから読書家の要素はないに等しい。プレイデみかこは保育士兼音楽ライターだし、是枝裕和も濱口竜介も映画監督なのだから、いわゆる純然たる作家はひとりもいない、が、どれも好きな作家だ。
いや、しかしサラリーマンの休日というのはこういうものなのだろうか?確かに同僚も趣味が欲しいと嘆いていた。趣味が欲しいなんて思ったことはこの職に就くまで考えたこともなかったけれど、だからサラリーマンはゴルフとかパチンコをするのかもしれない。やったことないから比較のしようもないけれどライブ行く方が楽しい気がする。いや、しかしこうやって人は好きなことから離れて行って骨抜きにされるんだろうな...そして人はそれを大人と呼ぶのだ。
取り敢えずSpotifyでスペシャルズでも聴きながら『花の命はノーフューチャー』でも読むことにしよう。
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