カルチャーとは#1
カルチャーとは、次の画像の点線のことなんじゃないかなと思った。
図の内容を説明する。
人々A:
図において、カルチャーのもととなっている人の集団
人々B:
図において、人々Aに属さず、他の人の集団を観測する人の集団
矢印:
認識の対象
点線:
カルチャー
つまり、「人々は自分たちの集団がもつ活動の傾向を認識できず、それを認識可能な他の集団によって認識されたときに概念化される」というのがカルチャーなのではないか。(これが図の点線と矢印の意味)
と、小難しい話はいったん置いておいて
今日はUNERIの河合くんと久々に会って話をした。彼は相変わらず名古屋や日本の未来を見ていて、その先で自分の目指す世界を作り上げるために着実に活動を進めていた。
そんな河合くんを見て、自分はやはりあまりビジョンをもってそこへ突き進むタイプではないかなと感じた。(いつも興味のおもむくままに行動し、考え、表現し、制作ている)
一方で彼の姿に学び、すこしだけでも未来について考えてみたいと思う。
自分は学生時代に、名古屋大学および名古屋のカルチャーがないこと(もしくは認識できないこと)に憤っていた。だから「カルチャーの生まれるところ、もしくは発展する過程を見る」ことを目指してとにかく活動していた。
大学を卒業するときに、結果的にそれらを見ることはなかったのだけど、翻ってそれまでの活動を振り返ることでカルチャーとはなんなのかを個人的に定義した。それは「続くこと(続くもの)」だ。つまりカルチャーとは明確に発生源があるわけでもなく、またその発展の過程で明確な輪郭を持たず、ただ連続的なものだということ。
そして今はまさにそれを実践しようとしている。シェアハウスおよび寮をともなうコミュニティ「東山人間舎」という形で。
この定義によるとカルチャーにゴールはないので、ただ続けることになる。ただしこの定義は個人的なものなので、あくまでも仮定でしかない。
よって自分が未来にやるべきことは「カルチャーの評価」だろう。すなわち自分の活動がカルチャーになっているかどうかを(世の中に)証明するためには、明確な客観的指標による評価が必要になってくる。
未来の自分は研究をしているだろう。そしてその評価のために自分が用いる領域は複雑系科学と決めている(大学のときに惚れた分野だ)。