【小学校受験の記録#07】苦手の絵画を得点源に
5歳になりたてだった頃の息子の画力(下)。本人的にも他の保育園のお友達が描く絵と比べたりして、あまり上手く描けていないなぁ、という感覚を持っていたのかもしれません。ただ、親としては、とりたてて上手く描ける必要はないけれども、絵を描くことが嫌いになってしまったり、苦手意識を持ってしまうのはもったいないなぁ、と感じていました。
そんな折、息子と一緒に楽しみながら絵を描く練習ができれば、自然と好きになって少しずつ上達するかなぁ(むしろ上達するといいなぁ、という希望的観測の方が強かったと思いますが)、と購入したのがこちらのワークブックでした。
息子と絵の練習をしながら感じたことですが、おそらく絵を描く力は、基本となる「型」を覚えてしまうとスイスイ上達するように思います。こちらの本を使って、どこから描き始めるか(描く順序)、どれくらいの大きさで描くか(サイズ感の把握)、どのような向きで描くか(対象物を描くアングル)といった、いわゆる基本の「型」が次第にインプットされ、練習を繰り返しているうちに、描きだす一筆目に迷いがなくなったように思います。家庭で絵画の練習をする際、大変有効に使わせて頂きました。
志望校の入試では毎年「絵画」が出題され、その年によって「家族での楽しい時間」や「夏の思い出」などテーマはさまざま。そこで必ずしも絵画が得意ではない息子と私たち夫婦がとった対策は、どんなテーマでも対応可能な「汎用性の高い絵」を考え、その絵を描く練習(人から描き始める、何をしているところかわかる、なるべく余白をなくす、などをポイントとして)に注力することでした。
試験当日、息子曰く「自分が好きなこと」だったから、いつもの虫取りの絵を上手に描いたよ、と笑顔。それが功を奏したのかはわかりませんが、「練習してきたことが本番でできてよかったね!」と、必ずしも絵画が得意ではなかった息子と楽しみながら練習を続けて、試験後に笑顔になれたのはよかったかなと思います。
小学校受験に向かって頑張られておられるご家族の絵画練習のご参考まで。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。またお会いできれば嬉しいです。それでは。
さばくるりん