就職1社目⑤〜環境の変化?体調がおかしいぞ〜
社内間の部署異動
荒れてしまった私は、また部署異動を申し渡されました。
これは誰が見ても「あいつは動かされるだろうなぁ」と感じていたと思います。
自業自得なので、これは私自身仕方ないと思っていました。
さて、製造部門の事務に在籍1年で、次は業務部の事務へ…。
業務部では、関係会社や業者さんと電話でのやり取りや
現場の進捗状況の確認、受注・見積・請求等の事務作業がメインでした。
『私に務まるだろうか…』
最初は不安でいっぱいでしたが、少しずつ電話の対応も慣れ
業務の内容はこなしていけるようになっていきました。
それでも、全く慣れなかったのは現場から来るクレームの電話…。
こちら側のメンタルがボロボロになるまで強い口調は続きました。
しかし、何度も掛かってくると先方のタイプも分かるようになり
いろいろ言われても間に受けないような対応が身についていったのです。
関係会社の事務の方との連絡も多くなり
電話やメールでのやりとりも普通にできるようになりました。
毎日のように文書作成、見積・受注・請求のデータ処理でしたが
これは私にとって苦痛ではありませんでした。
むしろ『楽しい…?』とも感じていました。
パソコンの操作も少しずつ早くなりタイピングも
スムーズになってきた分、仕事が捗るようになってきたのです。
ただ黙々とパソコンに向かって行う作業は
たまらなく好きな時間となっていきました。
派遣社員さんが一気に増えた
業務部に配属になって3年目あたりから
会社は新卒採用がなくなっていました。
増えていったのは派遣社員さんでした。
工場内には10人以上いたのではないでしょうか…。
そして、事務職としても4、5人一気に増えました。
当時は『派遣社員』という非正規雇用の方が増え始めた時代。
その時に入ってこられた派遣社員Aさんに聞いたことがあります。
私「派遣先が『正社員で働かないか?』って聞かれたらどうします?」
Aさんは、考える間もなく即答でした。
Aさん「いやぁ〜無いですね。自由でいたいので!あはは!」
この方がおっしゃった『自由』とは何だろうと
当時の私は考えていたと思います。
それはなぜか?
当時の私は完全に洗脳されていました。
『正社員こそベストな働き方』と信じ切っていたので。
今の私なら、Aさんが大切にしていた『自由』は
『精神的な自由』だったのではないかと感じることが出来ます。
しがらみに縛られることなく
自分らしく自由に生きていくためには
派遣社員がベストな働き方だったのではないかと…。
体調がおかしいぞ…
業務部で日々仕事をこなしていくなか、残業も月に何度かありました。
朝は8時半から…遅い時は夜の12時近くまで。
この時は、まだ20代前半でしたから
何とか若さで体力と気力を保っていたと思います。
また、クソ真面目な私は、休みの日も仕事のことが気になって
車を走らせて会社へ向かうこともよくありました。
しかし、これはサービス休日出勤…無給です。
こんな働き方をしていったせいか、私の身体は
どうやらおかしくなっていくのです。
ある日の朝礼のこと…
”ドキドキ…ドキドキドキドキ”
急に私の胸の鼓動は激しく鳴り響き
口から心臓が飛び出るのではないかと思う程…。
『なにこれ…?』
不安が不安を呼んでしまい
落ち着くまでに相当時間がかかりました。
それからというもの、会社の朝礼や会議など
全員が集まって身動きが取れないシーンで
このドキドキが頻発するようになってしまいました。
さらには、高校生の頃から続いている心因性頻尿や
頻発し始めた腹痛までも次から次へと苦しみが続くのでした。
…【就職1社目⑥次から次に起こる苦しみ】に続きます。
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