西日本チームリーグ第9節かわらば~ん
皆さんこんにちは、麻将連合の小林エルトです。4月始まった西日本チームリーグも残すは今節と最終節を残すのみです。
最終節は1~4位と5~8位の固定で4回戦なので、今節で4位以上に入るのが重要となってきます。
今節はどんなドラマが起きたのでしょうか?
8節終了時の順位表
8節は2位のTEAM真塾が1位のコータ軍団紅から国士無双を直撃し、そのゲームだけで上下176ポイント差を詰めました。
他にも8節節優勝の魔人の父とゆかいな仲間たちチームが106ポイントをマークし、4位の界隈さいつよチームまで2.5ポイント差にまで詰め寄りました。
西日本チームリーグはMリーグルールを採用していますのでトップとラスで80ポイント+α(素点)変わりますので7位のコータ軍団白チームも現実的な条件が残っています。
びちゃこズチームすら8連勝すれば逆転優勝も夢ではないでしょう。
33回戦A卓
【コータ軍団紅 1位(201.9)】
【TEAM真塾 2位 (194.8)】
【ストロベリー 3位 (119.1)】
【界隈さいつよ 4位 (15.0)】
1~4位の上位対決となったA卓、各チームともエースをそろえてきました、注目は界隈さいつよチーム、トータル4位ということもあって下位のチームから標的にされやすいポジションです、優勝を目指すためには攻めなければならないし、かといってリスクを負いすぎて返り討ちに会うと決勝卓に座れなくなるという、絶妙な押引きが要求されます。
さて上位対決の結末は・・・
33回戦A卓リザルト
1・コータ軍団紅 +60.6
2・ストロベリー +9.2
3・界隈さいつよ ▲14.9
4・真 塾 ▲55.5
トップはコータ軍団紅の沖野選手。マジで強い!!
2位にストロベリーの杉谷選手、3位に界隈さいつよのさよ選手、4位は真塾の有田選手という並びでした。
その差僅か7ポイント差で迎えた2トップの2チーム、今回のトップラスでまた差が開きました。
33回戦B卓
【びちゃこズ 8位 (▲397.1)】
【コータ軍団白 7位 (▲93.4)】
【アル中カラカラ 6位 (▲51.4)】
【魔人の父とゆかいな仲間たち 5位 (12.5)】
目下実質決勝卓に座る為Aリーグを目指している下位4チーム、トップを取って4位の界隈さいつよチームに挑戦するのはどこのチームでしょうか?注目選手は魔人の父とゆかいな仲間たちチームの魔人の父選手。
広島で、いや麻雀界で魔人と呼ばれるのはただ一人、そのお父様も大変麻雀が達者です。後ろから見させていただきましたがこの父にしてこの子ありと思わせるような内容でした。
33回戦B卓リザルト
1・コータ軍団白 +56.6
2・びちゃこズ +14.3
3・魔人の父 ▲22.7
4・アル中カラカラ ▲48.2
トップは、最高位戦クラシックのプロアマに参戦するようになり新たな引出しを手に入れ、レベルアップした感のある、コータ軍団白のたかし選手、2位にびちゃこズチームの山崎選手、オーラスはトップまで5200直撃もしくは2000・4000条件でピンフドラ1のツモ浦条件で立直、立直後によそからでたあがり牌を見逃し、執念でツモあがるも裏ドラが乗らず、惜しくも2位でした。
びちゃこズが決勝卓に座るには8連勝が必須条件ということをよく認識されている打ち回しで山崎選手の雀力を存分に見せつけてくれました。
33回戦トップのお二人
34回戦A卓
先ほど手痛いトップラスを決められたTEAM真塾。
「あーりーの仇は私が討つ…」
アマチュア九州最強位のご登場です。
コータ軍団白からはチーム内ではたまたまトップのμ小林がたかし選手の跡を受けての登場。
コータ軍団白は3トップを取って尚且つラスを取らなければもしかしたら残れるかもといった感じ、日ごろ踏みなれたブレーキペダルから足を離し、今日だけはアクセルベタ踏みでぶっこみます。
34回戦A卓リザルト
1・真 塾 +73.0
2・コータ軍団紅 +17.9
3・コータ軍団白 ▲30.4
4・びちゃこズ ▲60.5
流石はアマチュア九州最強位といったところ、天鳳や道場でその爪を磨いているめぐ選手はご自分のキャッチコピー候補の【広島ドラノリガール】の異名通り、天鳳や道場で鍛えた正確な手順で誰よりも早く立直をかけてツモって裏ドラが乗るという誰もが羨む黄金パターンで100ポイントほど開いた差を一気に半分以下にしてしまいました。
コータ軍団紅は固く守って2位をキープ、コータ軍団白はあがりが遠くギリギリ3位で決勝卓が遠くなってしまいました。
攻めるしかないびちゃこズも玉砕です。
34回戦B卓
3~6位のまさに決勝卓へのチケットを争う4チームが集まったB卓。注目は、4位の界隈さいつよと5位の魔人の父チームの直接対決、麻雀歴から見ると修羅場をくぐった数では魔人の父が勝っている感じがしますが、結果はどうなるでしょうか?
アル中カラカラチームもこの中では牌効率の正確さでは勝っており、手数が決まればまだまだワンチャンあります。
34回戦B卓リザルト
1・魔人の父 65.7
2・界隈さいつよ 19.7
3・アル中カラカラ ▲18.7
4・ストロベリー ▲67.4
真塾の次はストロベリーが痛恨のラスを引いてしまいました、4位の界隈さいつよは浮きの2位をキープ追いかけるアル中カラカラチームを引き離しました。そして現在5位の魔人の父チームはトップを取ってライバルの界隈さいつよチームとの差を縮めました4位・5位の決勝卓争いが激化してまいりました。
34回戦トップのお二人
35回戦A卓
トータル2位・3位のチームが一回ずつラスを引いて独走状態となった感のあるコータ軍団紅。
しかし、卓を囲むのは最高位戦九州プロアマチャンピオン・魔人の父・麻将連合ツアー選手の強豪ぞろいです、まずは決勝卓に残るのが先決とはいえ、これ以上離されると決勝卓そのものが消化ゲームになる恐れがあることは歴戦の猛者たちなら百も承知でしょう。
ポイントを持ち選択肢を多く持つものが有利という資本主義の考え方が麻雀にも通じるのか?
それとも歴戦の雄が結束して一矢報いるのか?
注目の一戦です。
35回戦A卓リザルト
1・コータ軍団紅 57.5
2・ストロベリー 12.8
3・コータ軍団白 ▲20.9
4・魔人の父 ▲49.4
このゲームは当初、コータ軍団白の4000オールと快調にトップ街道を驀進していましたが、南1局に事件が起こりました、中盤にストロベリーからリーチ、間もなくコータ軍団紅が追っかけリーチ、同順でヤミテンしてたっぽい魔人の父チームが仕方ないと言わんばかりのツモ切りリーチ、捨て牌には魔人の父の河に赤🀝が、コータ軍団紅の河に🀚と🀝が捨てられていました。点棒状況はコータ軍団紅白でトップ争い中。
μ小林は(親に打つのは問題外だしぃ、しかしライバルにも打ちたくないしぃ、なら先制リーチで打点帯に幅のあるストロベリーチームだけに通ってないこれぐらいかなぁみたいな?)
🀙🀙🀚🀚🀛🀐🀑🀒🀓🀔🀕🀎🀋
の手牌からおり気味で紅と魔人の父の河にある🀝を追って🀚を切ったところ、開かれたのはまさかの魔人の父の手牌でした。
(経験上こういうヤツで安手だったためしはない)
🀙🀛🀟🀠🀡🀇🀈🀉🀏🀏🀘🀘🀘 ドラ🀇 裏🀟
箱下の魔人の父からのまさに死神の一撃が炸裂!!
流石は手役派と唸りたくなる構想力。対処するのが一人ならμ小林も避けられたのでしょうが、山崎の戦いで敗れた光秀のごとく四方八方から槍を突き出されてはなすすべもなかったか、μ小林のトップは3日すら保たずに南1局で戦場の露と消えました...這う這うの体で3位をキープ。
その後、ストロベリーが2位争いどころかトップをまくる勢いを見せましたがコータ軍団紅が逃げ切り、本日2勝目を挙げました。
35回戦B卓
先ほど九州最強位の活躍でスコアを戻した真塾チーム、優勝戦線に生き残るためにもこれ以上の失点は控えたいところ、一方少しでも優勝に向けて現実的な条件を残すべくスコアを積み上げたい界隈さいつよチーム。
そして、現在-100pほどだが直対でもあるのでまだあきらめるのは早いアル中カラカラチーム、奇跡を祈ってやるべきことをやったが武運に恵まれずに望みを絶たれたが自身のプライドのために10Pでも多く積み上げたいびちゃこズチームの対戦です。
35回戦B卓リザルト
1・界隈さいつよ 57.0
2・びちゃこズ 10.2
3・アル中カラカラ ▲22.1
4・真 塾 ▲45.1
4位界隈さいつよが接戦を制して3位の真塾とトップラスを決めて決勝卓進出に大きく前進しました。
3位アル中カラカラと4位の真塾の素点差は、僅か3000点差でした。
びちゃこズは2位をキープ。
さぁ、本日の最終ゲームに進みます。
35回戦トップのお二人
36回戦A卓
最終節前最後の一戦です。
各チーム、決勝卓に残るために、また少しでも最終日を有利に進めるために是が非でもトップが欲しい、またはラスを引きたくない等様々な思惑が入り乱れます。
先ほど痛恨の降り打ちでトップを取り逃したコータ軍団白のμ小林、条件的には十万点トップと厳しくなりましたがチームのために死力を尽くします。
点数的には余裕のあるコータ軍団紅チーム、優勝への地固めのためエース自ら登場です。
アル中カラカラ・びちゃこズチームも各々の条件またはテーマを作って一貫性のある麻雀をしてくるでしょう。
霊峰富士よりも高みから見下ろす絶対的王者に三人の戦士たちが立ち向かいます。
36回戦A卓リザルト
1・コータ軍団白
2・コータ軍団紅
3・アル中カラカラ
4・びちゃこズ
コータ軍団白のμ小林、
「りーち、いっぱつ、つも、ぴんふ、あか、うら」
理不尽なほどの偶然役のコンボで6000オールでトップに立ち、流れ論者特有の好調を自覚した時だけ出来る嵩にかかった強気な攻めでもはや攻めるしかないびちゃこズ・アル中カラカラから点棒をむしり取って、本日初めてのしかし遅すぎた50000点トップ。
しかし、ポイントが足りないことを自覚しているこのゲームの勝者に笑顔はありませんでした。
36回戦B卓
事実上の準決勝のB卓、トータル成績に3回戦までのスコアを入れたポイント状況は...
2位 TEAM真塾 167.2
3位 界隈さいつよ 76.0
4位 ストロベリー 74.3
5位 魔人の父とゆかいな仲間たち ▲6.1
決勝卓は4位までなので5位の魔人の父チームが4位になるにはトップを取って界隈さいつよかストロベリーチームをラスに落とすことが条件となります。
両チームが2位・3位の場合は3位のチームとの素点差の勝負となります。
まずはトップを取るのが最低条件、界隈さいつよとストロベリーは魔人の父に大逃げを喰らった瞬間に死のマッチレースが始まります。
TEAM真塾はほぼ決勝卓には進めますが、次節のためにも少しでもポイントを積み上げたいところです。
36回戦B卓リザルト
1・ストロベリー +88.1
2・界隈さいつよ ▲3.7
3・真 塾 ▲27.8
4・魔人の父 ▲57.6
先ほどトップを逃したストロベリーチームが会心の大トップ、2位は界隈さいつよ、3位にTEAM真塾、4位に魔人の父チームという結果でした。
このトップでストロベリーチームは本日のプラスが確定、界隈さいつよもスコアを伸ばしました。現実的な条件があるだけにそれを目指して攻めるしかない魔人の父チームは武運拙くBクラスから浮上はなりませんでした。
36回戦トップのお二人
9節の成績はこちら
各チームとも最後の最後まで勝負を投げずにチームとしてやること、個人としてできることをやった結果がこちらです。
コータ軍団紅チームが全連対を達成して本日節優勝。
コータ軍団白は2トップで本日2位をマーク、3位にボーダーライン上で難しい押引きを強いられた界隈さいつよチーム。
4位に4回戦の大トップが効いてスコアを伸ばすことに成功したストロベリーチーム。
5位にトータル2位ながらも展開に恵まれなかったTEAM真塾、6位に熟練の技巧でツアー選手を手玉に取った魔人の父チーム。
7位に一番条件を意識して出来ることをやっていたのに今一歩結果に結びつかなかったびちゃこズチーム、8位にアル中カラカラチームでした。
9節終了時の成績はこちら
1位と2位の差は179.5ポイント
順位点は10-30+オカ20ポイントなので
2位のストロベリーチームがトップの時、仮にコータ軍団紅が2位でも順位点だけで40ポイント縮まって139.5ポイントになります。実際は素点も動くのでもう少し縮まります。
2位と3位のチームは現実的にトップを取っていけば自然とコータ軍団紅チームに追いつくと思われます。
4位の界隈さいつよチームも1回トップラス(上下80ポイント)を作ればまだまだチャンスはあると思います。
Bグループはチームとして一つでも上の着順、来期へのモチベーションアップとして各々が納得のいく麻雀をして今期を締めくくりましょう。
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