神経・生理心理学② ~前編~
脳の主な構成要素
・神経細胞
神経系を構成する細胞。機能として情報処理と情報伝達に特化しています。動物に特有だそうです。
・グリア細胞
神経系を構成する、神経細胞ではない細胞。神経膠(こう)細胞とも呼ばれます。gliaという言葉は、膠を意味するギリシャ語に由来するそうです。
・血管
血管です。血が流れます。酸素や栄養を運びます。脳は酸素と栄養をめっちゃ使うので、脳血管の太いのが切れたら大変です。
神経系の分類
大きく二つに分けることができて、「中枢神経系」と「末梢神経系」に分類できます。
中枢神経系
頭蓋骨と脊椎の中に存在する神経系です。「脳」と「脊髄」に分かれます。
末梢神経系
頭蓋骨と脊椎の外に存在する神経系です。「体性神経系」と「自律神経系」に分かれます。
体性神経系とは、知覚や運動の信号を伝達します。五感がそうです。
自律神経系とは、内部環境の調節を行います。交感神経、副交感神経がそうです。
中枢神経と末梢神経の二種類があるんだなと理解できれば十分です。用語ばっかなので、どんどん行きましょう。
脳の区分
大きく三つに分かれ、そこから合計五つほどに分類できます。
前脳、中脳、菱脳(りょうのう)に分かれます。
前脳
「終脳」と「間脳」に分かれます。よく脳のイラストで見るでっかい”うにうに”のやつが終脳、その終脳の中心部分にあるやつが間脳です。
中脳
終脳と菱脳をつなげるように存在する部分です。
菱脳
「後脳」と「髄脳」に分かれます。前脳の下のほうにくっついてる部分です。髄脳の下には脊髄がつながっていきます。
終脳以外の四つの脳の区分は、ひとまとめにして「脳幹」と呼ばれます。
後編は、五つの脳の機能の紹介などです。