【GIU 文法基礎】日本語解説 Unit1 〈 現在進行形〉 英語で学ぶ英文法
この記事では、English Grammar in use を参考に、基本の英文法のニュアンス、コアを一緒に学習していくことを目的に、文法説明をしていきます。
1つめのユニットは「Present Continuous = 現在進行形」です。
現在進行形なんで、文字通り「現在進行している事柄に対して使うんでしょ」で文法知識が止まっている方向けの解説noteになります。
現在進行形
be + ~ ing
〜をしている
例)I am reading a book. 私は本を読んでいます。
コア1、動作の最中
現在進行形の1つめのコアとしては、「その文章を話しているさいにその動作を現在進行形でしており、その動作をまだ終えていない」です。
私は、今この瞬間、椅子に座ってnoteを執筆しています。
また、noteを執筆しながら音楽を聞いているとします。
この場合は以下のような文章を作ることができます。
"I'm blogging about Present Continuous to explain its english grammar cores."
「英文法コアを説明するために現在進行形についてブログを書いています。」
"I'm writing a blog listening my favorite music."
「好きな音楽を聴きながらブログを書いています」
この場合、私はnoteを書くために手を動かしながらタイピングしています。そして、イヤフォンをつけて音楽を聞いています。その動作をしている最中なのです。
"I'm"は 「I am」の短縮系です。
「am」はbe動詞です。
現在進行形の形は「be + ~ ing」でした。
なので、" I am blogging "と表現することができました。
また、この記事を読んでくださっている方々は、現在進行形でこの記事の文章を目で追ってnoteを読んでいます。
"I'm reading this blog."
と簡単に表現することができます。
この記事を読んでいるさいに、電車に乗って会社に行っていたり、または土日に家でランチを食べながら読んでいる場合には以下のように言えます。
"I'm reading this blog going to work by trains."
"I'm reading this blog having lunch at home with my phone/computer."
と表現することができます。
" am reading "は現在進行形です。
" going " " having "は分詞構文(〜しながら)ですが、今は細かいことを気にしなくても大丈夫です。
コア2、動作を開始し、まだ終わっていない
現在進行形の2つめのコアとしては、「何かを始めてまだ終わっていない、取り掛かっている最中である」です。
学校の課題、仕事の課題、本を読む、ご飯を食べる、シャワーを浴びるなど、物事を始めてまだ取り掛かっている最中である状況に対して、現在進行形を使うことができます。
例えば、あなたは友人とランチに行きます。
友人と最近の出来事について話している時に、最近読んでいる本について話をします。
あなたはこのように言うことができます。
" I am reading a book about Second Language Acquisition these days."
「最近、第二言語習得の本を読んでいるんです。」
この場合、あなたはその時点で本を読んでいないですが現在進行形を使うことができます。
なぜなら、現在進行形のコアのひとつが「動作を始めてまだ終わっておらず、まだ途中であるものについて使える」からです。
この場合、あなたはランチをしながら友人と会話をしていますが、今あなたが読んでいる「第二言語習得論」の本について伝えるために、現在進行形が使えるです。
「最近、第二言語習得の本を読んでいるんです。」というのは、「第二言語習得論の本を読み始めてまだ終わっておらず、読んでいる途中なのです」というニュアンスを含んでいます。
コア3、始まった変化
現在進行形の3つめのコアとしては、「始まった変化」です。
この3つめのコアは、学校や英会話レッスンでは明確に教えられないものかもしれません。
英語は動詞を知ることが大事ですが、このような文法コアから相性のよい動詞を学ぶことも楽しいかもしれません。
相性のよい単語4選
現在進行形の「始まった変化」と相性のよい動詞は以下の通りです。
get
become
go
turn
getの意味を確認していきます。
英英辞典を活用してみましょう。
getはその11個目の意味に「state/condition = 状況」という意味があります。
「状況は変わりやすいもの」ですから、現在進行形と相性がよいとわかります。
こちらは linking verb と言って、be動詞を同様な働きをする動詞ですが、linking verbについては今回は割愛します。
次に、becomeの意味を確認してみます。
こちらもlinking verbの使い方ができます。
「モノになるために始めること」という意味です。
こちらも "start"という意味が含まれており、「始まった変化」を3つめのコアとして持つ現在進行形と相性がよいとわかります。
次に、turnの意味を確認してみます。
こちらもlinking verbです。
"change"という意味が含まれています。
最後に、goの意味を確認します。
こちらも、その16個目に「state/condition = 状況」という意味があります。
getの11個目の意味と同様に「状況は変わりやすいもの」ですから、現在進行形と相性がよいとわかります。
例えば、以下のように文章を作ることができます。
この記事を読んでくださっているあなたは、英語の勉強をされていると思いますから、この記事を読んでいると
"I'm sure your English is getting better."
「英語がうまくなっていますね」
とあなたに声をかけることができます。
しかし、よくわからない英文法を学んでおり困った顔をしたとします。
"You are becoming confused."
「あなたは混乱していますね = はっきりと理解できない」と言えます。
難しすぎる英文法を何時間も勉強しているうちに
"I'm going crazy !"になるかもしれません。
「頭がおかしくなってる」という意味です。
state/conditionの意味をもつgoはネガティブに使われることが多い単語なので、上記のように使うことができました。
turnという単語は、「紅葉」を意味するさいに使われますね。
私自身も「紅葉」って英語でなんて言うんだろう、と疑問を持つたびにGoogle検索をしており、やっと turn redと言う言葉が頭に浮かんでくるようになりました。turn color、turn redで紅葉するの表現になります。
上記の表現からは、秋に、葉っぱが茶色に色づいている風景を思い浮かべることができます。
いかがでしたでしょうか。
現在進行形は中学文法であり基礎の基礎ではありますが、Grammar in useでは英語で英文法の説明がされており、この記事で説明したような3つのコアを学ぶことができました。
上記の3つのコアは、英語ネイティブが日常的に無意識で使っている概念であり、現在進行形と例えば現在形を使い分けることで、微妙なニュアンスの使い分けをすることができます。
ぜひ、英会話で取り入れて使ってみてください。